曲目リスト
1. 禁断の木の実
2. 浮浪者のたまり場
3. オフェリア
4. アケイディアの流木
5. ベルを鳴らして
6. 同じことさ!
7. ジュピターの谷
8. おんぼろ人生
9. たそがれの流れ者(アーリー別ヴァージョン)
10. 今宵はクリスマス(別ヴァージョン)
アーティスト名・・・ザ・バンド
ジャンル・・・ロック、フォーク、カントリー
リリース・・・1975年
アルバム名・・・南十字星
紹介文
ザ・バンドの最高傑作ではないかと目される邦題「南十字星」。
リリースが75年。僕がまだ中学生でしたね。買った当初はこのアルバムの良さが全くわからず2,3回
聴いたのみでした。数年後、改めて聴きなおしたという次第。そりゃ中坊にはこのアルバムの良さは
理解できませんね。当たり前です。笑
今でもたまにレコードで聴いてますが、なんていうのでしょうか広大なアメリカのスケールの大きな大自然、
しいていえばグランドキャニアオンなどを連想してしまいます。もともとカナダのバンドなのですけどね。
不思議なものです。
ロック史上に残る名盤というかバンド自体が(ロックの殿堂入り)を果たしているくらいですから、この(南十字星)
のアルバムでも貫禄のザ・バンド節が堪能できます。このアルバムは他のザ・バンドのアルバムと比較すると
一口で言うならばザ・バンドにしてはモダンなアレンジの曲もあったりして楽しめます。ミニムーグなどの
今や希少価値も高いビンテージシンセなどのサウンドへの導入がそう感じさせるのでしょう。
ザ・バンドと名乗る以前はボブ・ディランのバックバンドとして活躍し、ディランと親交を深めていくことに。
またビートルズのジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴスターとの親交も深かったようです。
バンドの要はリヴォン・ヘルムとロビー・ロバートソンのツートップというところではないでしょうか。
やがてこの二人は確執を生み、バンドは解散の道を歩むことになりました。
そして解散コンサートには多数の大物ミュージシャンが参加し、映画「ラストワルツ」として公開されることになったのです。
結果的に「ラストワルツ」のサントラをワーナーブラザーズから発表するためにキャピトルレコードとの契約の
問題上、アルバム「アイランド」がリリースしたのですが、当然のごとく往年の出来映えとならず不評に終わるのでした。
結局、これを最後にザ・バンドの活動に終止符が打たれることになったのです。
なんだかビートルズの最後とかぶるんですよね。「両雄並び立たず」ということわざがありますが、ザ・バンドも
ビートルズもこのことわざ通りになってしまいました。まったく皮肉なものです。
アメリカン・ロックの雄、ザ・バンドが残した「南十字星」 | Toy-Music-Blog
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