(曲名)
1.光と影
2.メトロノーム
3.君の心に
4.太陽のハイウェイ
5.心のさざ波
6.夜のとばり
7.白鳥のファンタジー
8.スカイライン
9.雨のシルエット
アーティスト名:キャメル ジャンル:ロック(プログレシヴ・ロック) リリース:1977年 アルバム名:雨のシルエット
(紹介)
プログレシヴ・ロックの叙情派の雄、キャメルの通算5枚目のアルバム。
本作からオリジナルメンバーであったベースのダグ・ファーガスンに代わり、元キャラバンのリチャードシンクレアが参加。
アルバム中の例えばスカイラインなどは、ジャズロックあるいはフュージョン(当時の言葉でいうならばクロスオーバー)的なサウンドを醸し出しており、これはベースのリチャード・シンクレアの貢献度大である。
ファンタスティックで抒情的なアンドリュー・ラティマーの歌心のあるギタープレイは健在で、シンセとの絡みが非常に心地よいサウンドであり、まさにキャメル節。そこにリチャード・シンクレアのドライブ感溢れるベースプレイが新生キャメルを印象づけるアルバムとなっており、何より、キャメルを知らないリスナーもすんなり受け入れられるポップ性も感じられるアルバムに仕上がっており、そういう見地から、新しいキャメルの一面を押しだした良作であると云えます。
お薦め曲はジャズ的アプローチで新境地をみせた曲、スカイライン。
この曲でも新生ベーシスト、リチャードシンクレアが活躍。躍動感あるベースラインが緊張感を生み、ラティマーのエモーショナルなギターが心地良い。中盤からシンセのソロへ移行し、そして再びギターによるテーマが演奏され、ソロに入りそしてフェードアウト。心地良い1曲である。
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