曲目リスト
1. ホテル・カリフォルニア. 06:30
2. ニュー・キッド・イン・タウン. 05:04
3. 駆け足の人生. 04:46
4. 時は流れて. 04:56
5. 時は流れて (リプライズ). 01:23
6. 暗黙の日々. 04:10
7. お前を夢みて. 03:58
8. 素晴らしい愛をもう一度. 05:11
9. ラスト・リゾート. 07:29
あまりに有名すぎていまさら説明の余地もないイーグルスの名作中の名作であるが、意外とこのアルバムのコンセプトを知らない人が多いかもしれない。このHotel Californiaのアルバムにはアメリカンドリームの否定・神の名の下に搾取を正当化する資本主義を避難した非常にシリアスな歌詞の楽曲が連ねている。
最初のタイトルである「Hotel California」と「 The Last Resort」は同じテーマ(アメリカの商業主義とドラッグと欲望に溺れてゆく社会)に対するコール&レスポンスになっていて、
「Hotel California」の「You can checkout any time you like, but you can never leave!」
(君はチェックアウトはできるが、死ぬまで逃れることはできないんだ!)という絶望的な歌詞に対して
「 The Last Resort」は
They call it paradise I don’t know why You call someplace paradise,kiss it goodbye
(彼等はそこをパラダイスと呼ぶけれど、僕は理解出来そうもない、君がここをパラダイスと呼ぶのなら最後にキスをして僕は立ち去ろう)と一筋の光をみいだしている所が興味深い。
このような歌詞に物議をかもしながら独自の視点で社会を捉えて風刺して描くドン・ヘンリー、グレン・フライのソングライティングの能力には脱帽する。
このような視点からも「Hotel California」は70年代を代表する不滅の最高傑作アルバムとなったと言える。
音楽的にはギターのジョー・ウォルシュが参加しドン・フェルダーとよりパワフルかつ切れ味のよいサウンドがここに完成している。Hotel California必死でギターをコピーした思い出も今ははつかしい。
(1976年/第5作目/全米アルバム・チャート:8週連続第1位)
グレン・フライ(Guitars, Keyboards, Vocals)
ドン・ヘンリー(Drums, Vocals)
ランディ・マイズナー(Bass, Vocals)
ドン・フェルダー(Guitars, Vocals)
ジョー・ウォルシュ(Guitars, Keyboards, Vocals)
販売価格: 3,200 円 (2013/12/28 01:26 更新)
販売店舗: ワーナーミュージック・ダイレクト
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