(曲名)
1.テクノポリス
2.アブソリュート・エゴ・ダウンス
3.ライディーン
4.キャスタリア
5.ビハインド・ザ・マスク
6.ディ・トリッパー
7.インソムニア
8.ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
アーティスト名:YMO(イエロー・マジック・オーケストラ) ジャンル:テクノポップ リリース: 1979年 アルバム名:ソリッド・スティト・サヴァイヴァー
(紹介) 日本にテクノ、ニュー・ウェイブミュージックの一大ムーヴメントをおこし、その後の「YMOチルドレン」と呼ばれる日本のミュージシャンを生みだすきっかけを作ったバンド。かく言う私もYMOに多大な影響を受けており、いまだにリスペクトされています。
ここに紹介するソリッド・スティト・サヴァイヴァーのアルバムは日本国内でも大ヒットを記録。同時にワールド・ツアーを敢行し、海外でも評価と人気が高く、唯一、メイド・イン・ジャパン・テクノミュージックと認知された音楽であり、バンドであったと云っても過言ではないでしょう。
それはさておき、YMOのメンバーはそれぞれが優れた作曲家でもありました。
A面の1曲目、テクノポリスは坂本龍一氏の作曲であるし、2曲目、アブソリュート・エゴ・ダンスは細野晴臣氏、YMOの代表曲ともいえるライディーンは高橋ユキヒロ氏の手によるものであり、三人三様の音楽の志向のバックグラウンドが投影されており、実に興味深いものがあります。
そして四人目のYMOでもあるプログラマーの松武秀樹氏もかかせない存在でした。YMOの特徴でもあったシンセサイザーの自動演奏を一手に引き受けており、人間系の演奏とコンピュータのプログラミングによる自動演奏のシンクロを実現させたYMOの重要なポジションを担当していました。
ビートルズの中期の傑作である「ディ・トリッパー」をYMO流にカバーしており、これもまた興味深いものがあります。
ヴォーカルは高橋ユキヒロ氏でオクターブ・ユニゾンで歌ったものを機械的に加工したヴォーカルを加え独自のYMOワールドを演出。YMOでさえもビートルズから多大な影響を受けたのだと云うことが理解出来る。ここに収められている「ディ・トリッパー」のアレンジはYMO流のビートルズへのオマージュなのであろう。
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