寿です。
脱初級。中級のための3つの習得技術として
①コード理論を身につけてスケールとフレーズ関連させる
②次のコードに向かってフレーズを進行させる
③リズムトレーニングを一からやり直す。
①コード理論でスケールを理解する
アドリブの基本中の基本ですが、コード進行とスケールの関係を理解することは必須と言えるでしょうね。
まずは、ダイアトニックコードの構成音を把握してゆく事をおススメします。
例えば Cメジャー7コード =ドミソシ
Dm7コード=レファラド
Em7コード=ミソシレ
〜
このように瞬時に構成音が言えるようになるとしめたもの!!
また、トライアドの構成音を理解しておくのも非常に有効ですぐに実践に使えていいですね。
トライアドに関してはまた別の機会に紹介しますが、バークリー音楽院の助教授トモ藤田さんのトライアドの本は奥が深く大変参考になります。
[rakuten]book:16050107[/rakuten]
これは上級の領域かもですが
スケールをコードで表してみるのもとコードとスケールの関係を把握するのに役にたちますしアドリブを理解する上で
例えば)
Amペンタトニックスケールをコードで表すと何になるでしょうか?
答えの導き方)
・Amペンタトニックスケールの構成音=A C D E Gですね。
・この5つの音A C D E GはAキーにとってルート m3 4 5 m7の構成音となります
・そしてルート m3 4 5 m7をコードで表せば
・ルートとm3と5度とm7で構成されるコードはAm7
・それに4度を加える4度はテンションノートとして11thにあたるので
=Am7(11)というコードになります。
これは最も簡単な例ですが
例えば、Cメジャースケールは
=C△7(9 11 13)と表す事ができ、とっさの時でも下の図のように
Cメジャー7のコードフォームである黒●に以下の白○3つの音を足して瞬時にアドリブを弾く事ができるようになります。
9th=D音 レ
11th=F音 ファ
13th=A音 ラ
ま、これをドリアンスケール、ミクソリディアンスケール、などで出来るようになるには相当な訓練が必要なので上級になりますが、コードで使える音、スケールから導かれる本質的なコードの構成音を把握しておく為にもチャレンジ目標としてはいいかもしれません。
頭では理解できても遠い道のり
まずは指板を把握しないと学んだ知識や理論が活かせない。
当然ですが、理論を固めても、コードに対するアプローチを頑張っても、結局、指板上のどこにその音があるかを把握していなければ、まったく弾く事ができません。
ここは、簡単には行かないのですが
時間をかけてでも習得する事は「脱初級。中級のため」の必須となります。
理論を丸覚えしても指板を把握していないばっかりに、今自分が何の音を弾いているのか分かっていない、つまり手癖で弾いてしまうと、何の為に理論や知識を身につけたのか全く意味がありません。
理論や知識は今までの自分の限界を超える為に身につけるのもです。
そこを、手癖という今まで自分の慣れ親しんだ、習慣で片付けると上達が止まってしまいます。
まずはしっかりと指板を把握しておく事は非常に大切な事です。
①コード理論でスケールを理解するで書いたように
ダイアトニックコードの指板のフォームで押さえている音が6弦から一体なんの音で何度にあたるのかを毎日、少しずつでもいいいのでがんばってみる事をオススメします。
例えば、Cのダイアトニックスケールの2番目のコード
Dm7を例にとると
6弦から 音はラでA音 ルートに対して5度
5弦 レ D ルート
4弦 ソ G 4度
3弦 ド C ♭7
2弦 ファ F ♭3
1弦 ラ A 5度
このような把握が瞬時にできる訓練をやる事は非常に大切です。
Dm7だけとってもコードポジションは沢山ありますので、
毎日、例えばCメジャー7から始めて少しづつ指板の音と度数を把握する事が大切です。
また、直接指板を目で見て覚えるだけではなく、紙に書いてみる事をおススメします。
指板を見て覚えたと思っていても意外と紙に書けない事に気がつくはずです。
紙に書いてみると、指板のポジションと度数の関係が視覚的にあるルールによって成り立っていることがよく分かります。
例えば、5弦ルートの場合
1つ上の弦の同じフレットは必ず5度で1つ下のフレットは4度になるとか、2弦は半音チューニングが低いので前述の位置関係が1フレットずれてくるとか。。。。
ここまでくればしめたものです
基本的な事ですが、そうする事によって、理論も、コードに対するアプローチも、アドリブも、深く理解でき、結果的には上達の近道になることは間違いありません。
急がば回れですが、継続が最も重要です。
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