ドナルド・フェイゲン(スティーリー・ダン)の傑作、ナイトフライ

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「ナイトフライ」はスティーリー・ダンのメンバーであるドナルド・フェイゲンが1980年代始めにリリースした初のソロ・アルバムです。
この「ナイトフライ」は世界で初めて完全にデジタル録音されたポピュラー音楽作品であると言われています。

一般的には『ナイトフライ』は、最も巧みに製作されたアルバムの一つとして広く認識されており、日本人PAエンジニアの中には、設営の都度拡声装置の質を確かめるためにこのアルバムを利用している方もおられるのだそうです。

スティリー・ダンというバンド

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ウィキペディアからの引用です。

スティーリー・ダン (Steely Dan) は、アメリカのバンド。バンドのスタイルだが、事実上ドナルド・フェイゲン (Donald Fagen) とウォルター・ベッカー (Walter Becker) のデュオといって良い。
ロックやポップスを基調としながら、ジャズ的な代理コードや意表をつくコード進行で曲にひねりを加え、一流のスタジオ・ミュージシャンを駆使した高度なアンサンブルを構築、その独特な世界観は、多くの同業者に多大な影響を与えた。
テクニカルな面が強調されがちだが、1950年代のジャズやR&Bが持つフィーリングを重視しており、ドナルド・フェイゲンの個性的な歌声と奇妙で小説的な難解な歌詞との取り合わせもまた、スティーリー・ダンの個性を際立たせる非常に重要な要素となっている。

スティーリー・ダンは、ほぼドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカー中心のバンドでした。

完璧な演奏力を求めるがあまり、一流のスタジオ・ミュージシャンを起用し、オリジナルメンバーの活躍の場が次第になくなり、バンドを脱退するというケースが多かったようです。

スティーリーダンとしてのデビューは1972年ですが、デビューアルバムからして全米6位という大ヒットを記録し、1980年の活動休止まで、8年間にグラミー賞を獲得するなど、バンドの名声とともに、スティーリー・ダンの名実ともにフロントマンのドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの二人のバンドという図式が一般的なポップス・ロックファンの印象であっただろうと思います。

ナイトフライを詳細に解説した書籍

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さて、名盤として名高いドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」ですが、このアルバムにおける録音技術はもとより、曲の構成に至るまで詳細に解説した一冊の本があります。

その書籍の題名は「ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法」というもので、冨田恵一氏の筆になるものです。
冨田恵一氏はMISIA、平井堅、中島美嘉、RIP SLYME、椎名林檎、木村カエラなど数多くのアーティストを手がけた名プロデューサーで、日本の音楽シーンにおけるバラード楽曲のフォーマットになったとも言われるMISIA「Everything」をプロデュースしたことで業界に名を馳せた人物です。

その冨田恵一氏が音楽的手法、録音技術、時代背景をまじえ詳細に語っているのが本書なのです。

僕は全くの凡人ですから、本書を読みつつ、「ナイトフライ」のアルバムを聴くにつけ、これまでボンヤリと感じていたものがクッキリと眼前に浮かび上がるのを感じると同時に、「ナイトフライ」は相当に手の込んだまさに芸術のポップアルバムであなぁ、、、と痛感する次第なのです。

ドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」が四半世紀を経た今でも多くの専門家や一般ポップス・ロックファンから高い評価を受けているのもうなづける次第です。

難しいことは抜きにしてグルーヴに身を任せる。

まさにポップスを芸術の域まで押し上げたアルバムであるのはさておき、一般リスナー目線でもこの「ナイトフライ」で聴かれるグルーヴは心地よいですし、ただ単純に音の波に身を任せて漂ってみるのも良いのではないかと・・・

極上の一枚には違いないですし、多くのポップス・ロックファンの方へ聴いていただきたい一枚です。

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