「かぐや姫の物語」の歌は初音ミク

ジブリ最新作 かぐや姫の物語,ジブリ

ちょっとギターの話題からはずれて

作品「かぐや姫の物語」の中で歌われている童歌は「いのちの記憶」という題で「初音ミク」が歌っていることでも話題にあがってます。

なぜ、「初音ミク」?
って感じがしたのですが、この「初音ミク」に歌わせた童歌がこの映画のある意味での大きなキーポイントになっているようです。

「初音ミク」とはボーカロイドといわれるコンピューターで音声合成したミュージックソフトの事でバーチャルアイドルとしてキャラクターで人気を評しています。
当然、人間ではない。

ここに、なにか、『かぐや姫の物語』との意味がありそうです。

この、「初音ミク」を主題歌に使った、ジブリの「かぐや姫の物語」は「竹取物語」を題材にしながら、原作には無い解釈を入れながらの独自の世界を表現している所が興味深いと思います。

「かぐや姫の物語」は、サブタイトルとして
「姫の犯した罪と罰」− 高畑 勲監督作品『かぐや姫の物語』という「罪と罰」という部分があっていったいその「罪と罰」とは?

疑問が出てきますね。

まさに、この「罪と罰」という部分が原作にないジブリの解釈であり、この映画の重要なキーメッセージとなっています。

そして、この物語で「初音ミク」の歌う「童歌」が「かぐや姫の物語」物語全体の重要なキーメッセージと原作の竹取物語を結びつけている重要なポイントとなっているようです。

この「童歌」はオリジナルの「竹取物語」には当然なく、高畑 勲監督の作となっていて
タイトルが「いのちの記憶」になっています。

「地球」と天上の「月」の国から来た「かぐや姫の物語」
「いのちの記憶」という歌がこの物語を強く印象づけています。

限りある命の「地球」と不老不死のを表す天上である「月」
ここに、高畑 勲監督が人間でないボーカリスト「初音ミク」を起用した意味がありそうで興味深く思います。

この歌は本当にコンピュータが歌っているのか?
と思える程のものでありながら、どこか人の歌う歌と違う無機質感が、逆に透明感や地球上にないモノを表しているようです。

現代風の解釈を入れながら非常に興味深い視点で再構成された「かぐや姫の物語」見てみたいと思います。

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コメント

    • shun kawasaki
    • 2013年 12月 15日

    シュンです。

    この映画は興味深い映画ですね。いわばジブリの絶対的存在の方が去られた後だけにどのような作品をみせてくれるのか。

    初音ミクの主題歌を聞いて同様の感想を持ちます。

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