NHK FMリクエストアワー公開スタジオ生放送の思い出

非常に懐かしいカセットテープが出てきました。

しかし、かなり音質が傷んでいる、バックのギターのハイが上がり過ぎてチリチリになっているけど、、
そして途中、やっぱりテープが伸びて音程が不安定。

でもヴォーカルとリードギターはなんとか聴こうと思えば
聴ける程度。

ドルビーNRシステムのデッキで録ってるんで
可逆的に再生できないのか。。。高音がギラギラでノイズが多い

懐かしい1本のテープ

出てきたのは、学生の頃のテープでした。

当時バンドをいくつか、掛け持ちながら
友達のフォークデュオにリードギターで参加していました。

3人で、やってたんですが
主にリードギターとアレンジとコーラスを担当

地方のNHKからお声がかかり、公開生放送出演の依頼が来たのです。

さてさて、出ますと言った返事は良かったんですが、、、

公開生放送といってもスタジオ・ライブなんですね。
ガラスの中で演奏。

外からは、スタジオを見学できるというやつです。

「上田知華+KARYOBIN」とNHK FMに出演

番組はNHK FMリクエストアワー
土曜日の定番シリーズでした。
当時、NHKのFリクといえば
地方局とはいいながら、、、県内・隣接区域全域、
何万人いや何十万人は聴いてる?

番組の中で、後に今井美樹さんの大ヒット「瞳が微笑むから」「PIECE OF MY WISH」「彼女とTIP ON DUO」「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel」などを作った「上田知華」さんのバンド
「上田知華+KARYOBIN」は東京音大出の
(ヴァイオリン×2、チェロ、ビオラ)を組み合わせた弦楽四重奏団
その前座として2曲を演奏するという事になりました。

2014-08-24_0355

後に今井美樹さんのアルバムの曲は彼女がほとんど書くことになるとは、この時は、こんな売れっ子の作曲家になる人とは思わず、
ちょっと挨拶、、、くらいで(^o^) 今思うと、、、

公開スタジオ生放送いい経験でした

リハはあったものの、放送が始まるとずっとスタンバイしていて音が出せない、、、

演奏は流石に緊張しましたね。
観客のいないスタジオでアナウンサーの方からの紹介があって

生放送なので、音はオンエアされています。
いつ始めればいいのか、、メンバーとヒソヒソ話もできないし。

アイコンタクトではじめてアイコンタクトで終わる。

え、僕がカウント入れる?
これもアイコンタクト【笑】

演奏中は集中しようにもライブと勝手が違う、レコーディング機材相手にライブをやるようなものですが、レコーディングと違いミスると大変な事になりますね。

なんとか、5分くらいの曲を2曲連続でやった後に
アナウンサーの方がMCとインタビューをやって
「上田知華+KARYOBIN」につなぎましたが、大変なものでした、、、

このテープを聞くとそのときの緊張感が伝わってきます。

この曲は伸びた部分をカットしてつないでいますが、
5分位の曲です。
当時ヤマハのポップコンの地方予選で1位入賞した曲でした。

この時のフォーク・デュオは割りと人気があってコンサートで
500人近く集めたこともあったんで
今、思えば、ロック・バンドより、すごかったのかも【笑】

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コメント

    • shun kawasaki
    • 2014年 8月 26日

    FMリクエストアワーに出演したとか当時はアマチュアミュージシャンならば一目置かれたもの。

    当時はコンピュータなんかないですからねぇ、、己の肉体と技術と感性のみで勝負していた時代。音源から伝わってきますねぇ、、ピリピリ感。

    NSPみたいで好きなサウンドでした。今の時代のサウンドとは違いますがフジロックで加山雄三さんが大喝采を浴びたように音楽スキルはもしかしてこの頃が高いなぁ、、と感じます。なんでも機械にたよりすぎるとアカンのかも知れませんね。

    • 寿
    • 2014年 8月 26日

    Shunさん ありがとうございます。
    確かに今、思うと機材やエフェクターや多重録音技術、もちろんPCを使った音楽なんて存在しなかったんで演奏スキルのみが勝負の時代だったかもしれませんね^_^

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