ジェフ・ベック奏法「哀しみの恋人たち」弾き方16のポイント

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ジェフ・ベック奏法 名盤ブロウバイブロウから代表曲「哀しみの恋人たち」
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ジェフ・ベックモデルのギブソンレスポールスタンダード

ジェフ・ベック奏法Jeff・Beck「哀しみの恋人たち」に挑戦

Jeff・Beck好きの寿です。

Jeff・Beckの曲で代表的ともいえる「哀しみの恋人たち」(Cause We’ve Ended as Lovers)ギターファンなら誰でも弾きたい・弾いていたい・マスターしたいと思われている曲ではないでしょうか?

この曲「哀しみの恋人たち」はスティビーワンダーがJeff・Beck(当時BBA)に書いた「迷信」を自分で歌ってヒットしてしまったため、お詫びの念もこめて捧げた曲として知られています。

後に、Jeff・Beckは「哀しみの恋人たち」を若くして亡くなった泣きのギターの名手ロイブギャナンに捧ぐと題しました。

それほどにこのJeff・Beckの「哀しみの恋人たち」(Cause We’ve Ended as Lovers)はギターの表現力を求めている曲でもありじっくり取り組むには非常に勉強になる曲だと思います。

「哀しみの恋人たち」を動画で撮ってみました。

実は是方さんと2012年のセッションでこの曲「哀しみの恋人たち」をやることになり、ギターを再開して半年後、特訓に特訓を積んでビデオで撮ったのがこの動画にあたります。


周りが暗いのは家族が寝静まって撮ったためです(笑)
Jeff・Beck「哀しみの恋人たち」は、全部で9回撮って最後のテイクをあげました。
最初の6回めまでは、試し取りで気になる所を重点チェックして7・8・9の3テイクを実際フルコーラスで撮ってみました。

録音に使用ギターとエフェクター等

「哀しみの恋人たち」を撮ったギター
フェンダーストラトキャスターのエリック・クラプトンモデル
ギターはリアピックアップのみ使用
BossMicroBr80直ライン撮りで内蔵エフェクター(ROCK JB)からディストーションをカット。
ギターのボリュームを上げて本体のブースターで歪ませる方式。

「哀しみの恋人たち」は、8回目のほうがいい音で、しかもリズムも良く撮れたのですが、なにせビデオの一発撮りなので最後の最後でミスをしてしまい、、、ギターのパンチインアウトの修正はできません。
最終的には難なく撮れた9回目を採用しました。

ジェフ・ベック奏法「Jeff・Beckの弾き方」

「哀しみの恋人たち|ジェフ・ベックの弾き方」この動画の記事は僕の個人(現在こちらに移行中)で書いていた200記事くらいの中でブログでも一番の人気で14,767Vewも見てもらっていて動画もyoutubeで3,919回再生されています。(12月24日現在)

ジェフ・ベックTABもいいけどやっぱり耳コピが大切

ジェフ・ベック奏法
楽曲を弾く場合TAB譜にたより気味ですが、音とポジションを確認するくらいにして耳を最大限に使ってギターのニュアンスをコピーするようにするといいと思います。

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特にジェフ・ベックはチョーキングとビブラートの多彩さ、トリルのスピード感などほとんどTABが役に立たないのでギターの耳コピには最適です。

ジェフ・ベック Jeff・Beck
ジェフ・ベックの弾き方「哀しみの恋人たち」(Cause We’ve Ended as Lovers)を弾いてみよう」
それでは、実際弾いてみて弾き方のポイントを紹介してみます。

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ジェフ・ベック「哀しみの恋人たち」の弾き方16のポイント

ジェフ・ベックの「哀しみの恋人たち」を実際弾いてみて、まだまだな所はありますが、備忘録としても役に立つので弾き方のポイントをまとめて書いてみました。

繊細なニュアンスのバイオリン奏法

①「哀しみの恋人たち」のイントロ

ジェフ・ベックは繊細なニュアンスを歪ませずに出す
最初のイントロはバイオリン奏法(ボリューム奏法)と言われるボリュームを上げながら音を滑らかにつなぎまるでバイオリンのような感じを出す奏法がポイントですが以下の注意点があります。
最初の4小節のイントロ(〜0:27 秒)はボリュームをゼロでピッキングしボリュームを上げてピッキングのニュアンスを全く消します。
また、3小節目(0:17〜0:20)は1音半チョーキングから1音チョーキングを経て元にもどします。ここはテクが必要です。
5小節目からはインテンポでブラシドラムが入りますが最初がボリュームゼロからのピッキングに対して今度はボリューム2〜3程度から上げてゆく方法をとりより音の輪郭を鮮明にしています。3小節目は同じく1音半チョーキングを使います。
イントロ最後のE音は開放弦のニュアンスですので開放弦をつかってみました。

②1回目と2回目のテーマー

Aメロでテーマが4回弾かれますが、最初の2回はあまり歪ませず弾きます。
ボリュームを落として弾くといいかとおもいますが、なかなかぴったりのボリュームに素早く落とすのは難しいのでライブ等では入念なリハをしておく事が重要です。
ジェフ・ベック奏法はボリュームコントロールが命

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※僕の動画はストラトキャスターのエリック・クラプトンモデルで弾いています。
エリック・クラプトンモデルでジェフ・ベックと思われると思いますが
実はブロウ・バイ・ブロウはほとんどがストラトキャスターではなくレスポールとギブソンのバッキングを搭載したテレキャスター(通称テレギブ)で弾かれています。
ですので、アームが要らない点がエリック・クラプトンモデルでOK
そして、ボリュームをコントロールして歪ませるためにはどうしても均一に歪ませるオーバードライブよりブースターが必要になってきます。
その点、このエリック・クラプトンモデルのミッドブースと機能が役にたったと言えます。

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最初のテーマ(0:49秒)はチョップといって4弦くらいからミュートした音を弾いて狙いの1弦の音にアタック感をおもたせるのがポイント。
最初のテーマは2回はチョーキングは使わずスライドとハンマリング・プリングを使います。
ビブラートも指板と平行にゆらすクラッシックタイプのビブラートを使っています。

③ナットベンドというテクニック

テーマメロの終わりに何とも言えないニュアンスのチョーキングがあります。Gの音をかるく上げていますが、これは3弦の開放弦のナットより先をつまんでベンドしているナットベンドというテクニックです。マスターしてみましょう。僕の動画では0:59秒〜1:00秒で素早くやっています。


こちらは「哀しみの恋人たち」で本家ジェフ・ベックのナットベンドがみられる貴重な動画です。テレキャスターで弾いてますね。
クラプトンと一緒に弾いているのも貴重な動画です。

④(1:07〜)の3回目と4回目のテーマーは
チョーキングを使って粘りのある音で弾くのがコツです。音もさっきよりドライブを効かせるためボリュームを上げます。ニュアンスはやっぱり耳でコピーするのがいいです。

⑤Bメロ(1:22〜)
タイミングが32分の裏など使っているので結構タイミングがとりづらい部分もあります。
1:37あたりのポジション移動した先での振幅の大きいいゆるやかなビブラートは要注意しっかり聴いてタイミングをとりましょう。
⑥更に1:49〜のA’メロは多彩なチョーキングとビブラートのオンパレードしっかりコピーする事をオススメします。ここはジェフ・ベック奏法の肝です。
しかし、ナットベンドもちゃんと使って緩急を入れている所が流石にベックです。
Bメロも同様に緩急を入れて弾いています。

10秒おきに息も抜けない大技が繰り広げられるベックのアドリブ

⑦(2:50〜)さてさて、ヤマのアドリブが来ました。
一気にボリュームを上げてワイルド感をだします。ちょっとノイズを出したのはミスでした。
〜3:08くらいまで指板を横に広く使ってグリッサンドを多用してワイルド感を出しています。
低音にもビブラートも強くかけて泣かせるのがポイント。
⑧(3:16〜)ベックの持ち味トリッキーなトリルの連続
指先に体力が必要ですので練習を要するポイントです。トリルのタイミングが切れないように極論を言えば何回トリルして移動してゆくかつかめるまでやってみるのが上達に必要でしょう。
⑨(3:22〜)ここも大技トリルからチョーキング・グリッサンドとめまぐるしくポジションが移ります。ここも難しいです要練習の箇所ですね。

⑩(3:25〜)そしてラン奏法 Cmペンタのポジションで速弾きして最後1音半チョークで止める技

⑪(3:30〜)超難しいチョーキングの音程とビブラート
ここは難関中の難関でしょう。チョーキングの音程が1音チョークした音を下げずにクオーターと半音を微妙に行き来する。ビブラートではなくチョーキングでやるか!!
というのがベックの持ち味。
スローなだけにミスると一発でわかる難関でしょう。

⑫(3:43〜)低音でうなるようなチョーキングとビブラートとを使っています。
チョーキングは下に引っ張りますが、かなり指先に力が必要です。
本当はここで1カ所ピッキングハーモニクスがCDには入っていますが、残念な事にきっちり出せませんでした。ピッキングハーモニクスが入ると完璧です。

⑬(4:00〜)ここも難関のラン奏法 同じくCmペンタのポジションで5連譜を弾きますので、タイミングが非常に難しい難関とも言えます。

⑭(4:18〜)最後のしめ。グリッサンドで持って来て脅威の2音チョーキングが出て来ます。
この2音チョークは2弦のテンションが弱い弦でないと難しいですが弦を切らないように上手く上げないといけません。

そしてプリング&ハンマリングでワイルドに下降してゆきます。タタタ・タタタで一つのフレーズを頭に刻みながらリズムをちゃんと意識して下降が結構難しいです。

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最後は切なく繊細に締めくくるベック節

⑮(4:35〜)テーマにもどります。ボリュームの下げて歪みを押さえますが、まだクリーントーンではなく若干歪みのある音でいいと思います。
フレーズに強弱をつけるのがポイントではっきり弾くフレーズとレスポンスの弱いフレーズをきっちり引き分けます。

⑯(5:20〜)
最初はチョップ奏法で輪郭を出しますがボリュームを絞ってかなりクリーンに近い音にします。さらに細かな繊細なニュアンスをピッキングも含めて出します。
ここも耳を使って要コピーです。
5:39の20Fチョーキングクリーントーンだと音が切れやすいので指先をきちっと立ててチョーキングの音を上手く伸ばします。
最後はうまくチョークダウンして半音プリングで着地です。

Jeff ・Beckはやっぱり耳コピが大切

代表曲哀しみの恋人達を弾いてみましたが
まだまだ音をとる事はできたものの強弱などのニュアンスを本家本元のように弾けるまでには
まだまだ厳しいですね。。。(笑)
ライブやセッションでも何度かやってみましたが、ちょっと気を抜くとダメです。。。

ボリュームノブとトーンノブが最大のエフェクター

Jeff ・Beckはライブでもボリュームノブとトーンノブを頻繁に調整し、ピックアップの切り替えをしてフレーズによって頻繁に使い分けています。
今回、ピックアップの切り替に何度かトライしてみましたが、極端なニュナンスの変化やボリュームの変化のためリアピックアップ1本でボリュームをコントロールしてニュアンスをだしてみました。
ジェフ・ベックの奏法をマスターする上でピックアップの切り替え
避けては通れない道です。
ギターのピックアップの高さや出力の音量などをちゃんと調整しておかないといけない事は痛感しました。

TABを参考に音を拾ってニュアンスは耳でコピー

耳コピーにおいては全部の音を全ては難しいのでTABは音の確認として使い
哀しみの恋人達などでみせるボリュームノブとトーンノブの調整、ピックアップの切り替えは
ボリューム奏法そしてギター奏法の命とも言えるチョーキング・ビブラート・トリル・スライド・グリッサンドなどを耳で聞いてコピーする事をおすすめします。
ブロウ・バイ・ブロウ ジェフ・ベック | ToyMusic

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