退廃的ロックエネルギー爆発!ロック原点回帰!セックス・ピストルズ

長崎管理人のシュンです。

大英帝国イギリス。70年代中期のイギリスは長い不況と高い失業率、依然として残る階級制度、爆発テロ事件の勃発など社会不安の真っただ中でうごめいていた。将来の明るい展望も望めない、、、若者の間にはフラストレーションが蓄積し、爆発する切っ掛けを求めていた。

↓UKパンク・ムーヴメントを牽引した「セックス・ピストルズ」

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76年に入りセックス・ピストルズ(略して以下”ピストルズ”と表記する)というバンドがライブ活動を中心に評判を広めていた。シンプルなコードにいわゆる(縦のり)のビート。短いツンツンの髪型。そまつな服装。

過激で攻撃的な歌詞を感情にまかせビートに叩きつけた。お行儀よい音楽なんて!商業主義にドップリと漬かったロックなんて(クソくらえだ!)従来のロックの価値観を徹底的に覆していた。若者からは(代弁者)として熱烈な支持が集まった。時代がピストルズの出現を待っていたのだ。もし、このピストルズの過激なまでの歌詞と爆発的なビート、そしてファッションが綿密に計画されたものであったなら、それは見事!というほかない。これに関しては本記事の最後で少しだけ触れよう。

↓ではピストルズを聴いてみましょうか!

ピストルズは自身の成功と若者の支持を集めた結果、UKパンクのムーヴメントを牽引することとなった。ピストルズのメンバー自身がそれを望んでいたかなど知る由もないが、彼らの残した映像や音楽を聴くにつけそんなことはどうでもよいと思える。たしかに当時の彼らは、規定概念につばを吐き、ロックというランチャーロケットで既存概念を徹底的に破壊し、次代のムーヴメントを牽引したのは動かしがたい事実であった。

77年、シングル「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン」をリリース。大英帝国の王室を攻撃した歌詞。それは衝撃を伴って海の向こうの日本にまで届いた。僕はまだ高校生であったが、それまで僕が熱心に聴きこんでいたロックミュージックとは異質のものであったのを鮮明に記憶している。何を弾いているのかわからないギター。叫び声にも似たボーカル。初めて見るパンクファッション・・・その全てが受け入れがたいものであったのを憶えている。

それまでのロックは演奏技術を重視し、莫大な製作費をかけた大作のアルバムが当たり前。バンドのメンバーはそれこそギターの神様などと呼ばれたりし、崇拝の対象にもにた特別な存在になっていた。それをピストルズは見事に叩き壊したのだ。当時の僕にはピストルズの存在すら理解できずレコードを聴くのも嫌悪した。今思えば(音楽マーケットのプロモーションに乗せられた)お行儀のよい分野のロックを聴きレコードも何枚も買ってくれる都合の良いお客さんだったのかも知れない。

ピストルズの公式なアルバムは77年の「勝手にしやがれ!!」わずかにこの1枚のみである。前述したバックグラウンドのためピストルズを真剣に聞くことになるのはそれから数年後のことだった。プロを目指し、進学を隠れ蓑に東京で音楽活動を開始した時期に、初めて「勝手にしやがれ!!」のアルバムを真剣に聴いた。

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ナント!このアルバム、ロキシーミュージックやピンクフロイドなどを手掛けた敏腕プロデューサーのクリス・トーマスの手によるプロデュースであった。やはり確信犯の犯行か!!

その後、ピストルズの生みの親がマルコム・マクラーレンという男で詳細は割愛するが、マルコムによって、マルコムのイメージを具現化するために作られたバンドがピストルズであったことを後に知ることとなった。

しかしピストルズ(というかマルコム・マクラーレン)が商業的な成功を狙っていたとかそんなことはもうどうでもよくて、70年代後半にさしかかるこの時期、演奏技術と良質の作品創りに傾倒し、難解な音楽が次第に観客との間に壁が気築かれつつあった時期にパンク・ムーヴメントを一気にメイン・ストリームまで押し上げる結果になり、特にイギリスでは「自分にも出来る」と次々とバンドが結成され、ロックによって社会への怒りや欲求を吐き出し始めたこの事実。

その流れを作ったピストルズは今やパンクロックの元祖であるこのことだけが残った。その功績はロックの世界史の中では一つのエポックとなり、ロック史上に名を残したバンドでとなった。かたやピストルズの仕掛け人、マルコム・マクラーレンはピストルズ誕生からバンドの終焉までシナリオを描き全くその通りとなりった。その後、マルコム・マクラーレン名義でアルバムを発表しているが、その後の彼の人生は順風満帆とはけしていえないものであった。

↓マルコム・マクラーレン ピストルズを創った男

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そして2010年に中皮腫により永眠する。

 

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コメント

    • riri
    • 2014年 5月 23日

    私はピストルズって、ワンダイレクションと同じだと思うんですよね。
    日本だと、男闘呼組のパンクバージョン。
    プロデューサーが居て、パンクというコンセプトで作られたファッションバンドであって、それがすごくその時代にとって革命的だったっていう。

    • shun kawasaki
    • 2014年 5月 24日

    ririさんへ
    投稿ありがとうございます!!

    おっしゃること解ります。^^

    いつの時代にも仕掛け人みたいな世の中のムーヴメントを作る人たちがいて、いろんなことをやって来た。ピストルズも結果そうだったと思うのですが、当時は情報も少ないしそんなことは全然わからなくて、、、
    今の時代、情報も多いし、(音楽産業で売るための仕掛け)みたいなことは、普通の人々でも薄々感じている・・・

    そのような点を鑑みれば、ワンダイレクションの露出の仕方や彼らの音楽性は時代と時代背景は違えでピストルズのビジネススキームをなぞっているのもririさんの言われるのと同感です☆

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