DTM、音楽機材の「定番」には理由がある!

長崎管理人のシュンです。

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DTMなどの音楽機材以外でも同じことが言えますが、良く「定番中の定番の○○○」とかよく見かけますね。

この(定番)とは一体なにを指標に決められているのでしょうか? そして私たちアマチュアは音楽機材を選択する時、どれだけ(定番)機材を意識したら良いのでしょうか?定番でないとダメなのでしょうか、、、

ということで、筆者の意見を書いてみます。

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プロフェッショナルが認めた機材が定番になる。

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↑ミキシングエンジニアでは超一流のボブ・クリアマウンテンさん

解りやすいようにスタジオモニターヘッドフォンのSONYのMDR-CD900STを例にしてみます。

SONYのMDR-CD900STはスタジオモニターヘッドフォンの定番中の定番とよく言われています。それにはちゃんとした理由と実績があってのことだと筆者は考えます。

スタジオモニターヘッドフォンに限らず、その分野のプロが認めて、そこから私たちのような愛好者や一般の人々に広まって定番となっていきます。もちろん、雑誌やその他、メディアでも取り上げられたりしながらという側面もあります。

SONYのMDR-CD900STも定番となって、かなりな時期が経過しました。スタジオモニタースピーカーの定番の機材にヤマハの(NS10-M Studio)通称、(テンモニ)があります。この機材は、ボブ・クリアマウンテンさんという、ミキシング・エンジニアでは超一流の方で、そのボブさんがが使い始めたことにより定番となりました。現在ではこの(NS10-M Studio)は生産完了となっていますが、今でも多くの音楽クリエイターやサウンドエンジニア達に使い続けられています。

定番の理由が分るとき・・・それは成長したとき

定番のスタジオモニター・ヘッドホン、先に紹介したMDR-CD900STにしても、今では簡単にネットなどでも手に入れることが出来ます。ホントにイイ時代です。さて、機材を購入するにあたり、「定番」という言葉に過剰に期待をする人も多く、はじめてMDR-CD900STを使って「この程度?」と感じる人もいることでしょう。例えば、サウンド・ハウスなどの購入レビューなどでも(期待外れだった)などの意見もあります。

あえて言わせて頂きますが、定番製品を作った人や、実際使っている人の意見を代弁するなら「現時点のあなたの音楽レベルがその程度」だということです。

自分の持っている知識を疑わずに、先に製品を疑ってしまうと、どんな定番の製品も駄目ということになります。格好から入ることももちろん重要ですが、一流のギタリストと同じギターを持って同じフレーズを弾いてもそのサウンドが同じにならないことは理解できると思います。それと同じ理屈だと思います。

MDR-CD900STはモニターを行うためのヘッドフォンですから、原音に忠実なクセのない音。市販されている観賞用のヘッドフォンは、例えばドンシャリ系の高域のヌケがよい音で聞けるように味付けがしてあります。これらのヘッドフォンに慣れた耳から、MDR-CD900STで同じ音源を聴けば、(なんだ!?こもった音だなぁ、、定番機材なのにこんなものか!)などの印象を持たれるハズです。

これは定番機材が悪いのではなく、それを使っている人のスキルが定番機材に追いついていないだけの話なのです。スキルを積むに従い、定番機材のその意味が分かってきます。つまり、自分のスキルが定番機材に追いついてきたというワケです。その時に「ナルホド」と思うようになります。

先にお話ししましたが、購入サイトで、本当に首を傾げたくなるような無知なレビューが多々書き込まれている時があります。購入レビューで機材の判断や購入候補の参考にされておられる方もいらっしゃるでしょう。定番機材に限らずそのような情報を鵜呑みにしないよう、冷静な目で、スペックで客観的に比較するなどを行い、情報の選別をする眼力を養いたいものだと思います。

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