TOTO スティーヴ・ルカサーのギター 秀作ハイドラ(Hydra)

寿です
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日本ツアーTOTO健在!!
結成35年を迎えたTOTO、4月末からジャパン・ツアーが行われています。

TOTOの来日公演は以下の日程
■ 名古屋公演 4月23日 ■ 大阪公演 4月24日 ■ 東京追加公演 4月26日・27日
■ 東京公演 4月28日 ■ 仙台公演 4月30日 ■ 札幌公演 5月2日

35th Anniversary Tour Live in Poland [Blu-ray] [Import]

仕事の関係でTOTOの東京公演は見に行けなかったのですが
メンバーの変更がありながらも70年代の後半からバンド活動を続けている
TOTOの健在には感無量です。

TOTO結成

TOTOはLAの若手実力派のスタジオミュージシャンが集まって結成されたバンドです。
その、結成はボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリーズ』のレコーディングとアルバムツアー
メンバーだったことです。

TOTOの中心となったのはドラムのジェフ・ポーカロ
しかし、ジェフ・ポーカロの突然の死去とジェフの弟ベースのマイク・ポーカロの病気
[筋萎縮性側索硬化症(ALS)]と相次ぐポーカロ兄弟を襲う不幸の中で

結成当時のオリジナルメンバーで35年もの間TOTOを支えて活動を続けているのは
スティーヴ・ルカサー – ギター、ボーカル
デヴィッド・ペイチ – キーボード、ボーカル
の2名ですが

今回の来日では結成当時のジェフ・ポーカロ実弟スティーヴ・ポーカロ(シンセサイザー)
が参加することになり当時のファンは感動もいちおしだと思います。

スティーヴ・ルカサーのギター

そして、世界中のギターファン唸らせたのはギターのスティーヴ・ルカサーでした。
ロックギターでありながらジャズやフュージョンテイストのギターを弾くスティーヴ・ルカサーの
ギターには魅了されたものでした。

スティーヴ・ルカサーはブルースやロック
特にエリック・クラプトンの影響を受けながらもラリー・カールトンや
ジェイ・グレイドンのフュージョンギターの影響を強く受けています。

当時、ロックギターと言えばクラプトンやジミー・ペイジを筆頭に
いかに、ペンタトニックスケールでハードなソロを弾けるか?

それがロックギターの主流でしたがスティーヴ・ルカサーのギターはペンタトニックスケールには
ない音を要所・要所に配置して
今までのロックギターとひと味もふた味も違ったギターの世界をみせてくれました。

JAZZとロックを融合したキャッチーなソロワーク

レスポールがトレードマークのデビュー間もないスティブ・ルカサーこの頃のギターが最も好きでした。

レスポールがトレードマークのデビュー間もないスティブ・ルカサーこの頃のギターが最も好きでした。

特に1978年に発表されたファーストアルバム宇宙の騎士ではスティーヴ・ルカサーのフュージョンテイストの塊で一度や2度聴いたくらいでは解らない、難解な音使いのソロを聴かせてくれています。

そしてファーストアルバム宇宙の騎士に収められている
ホールド・ザ・ライン – Hold the Lineのソロはうって変わってシンプルなロック
テイストのハードソロでそのリズム感とグルーブ、泣きのチョーキングやビブラートの大きさに圧倒されたものでした。

このようなソロはファーストアルバム宇宙の騎士の中には
ホールド・ザ・ライン – Hold the Lineと
ガール・グッドバイ – Girl Goodbye
以外はなくてスティーヴ・ルカサーのロックギターをもっと聴きたいと思っていたところに
出たのがこれ!!

ハイドラ(Hydra)

スティーヴ・ルカサーのギター炸裂ハイドラ(Hydra)

ハイドラ(Hydra)は、1979年に発表されたTOTOのセカンドアルバムでファーストアルバムと比べて
スティーヴ・ルカサーのギターを大きくフュチャーした点がポイントでした。

特にタイトル曲のHydraでみせるギターのブレイクはその斬新さとかっこよさにノックアウトされました。
このHydraではルカサーの16分音符をずらしてリズミックながらもハードなリフを聴かせてくれます。

ハイドラ(古希: Ὕδρα, Hydrā)は、ギリシア神話に登場する怪物を題材にした「Hydrā」は
アルバム全体のコンセプトを練り上げた、プログレの香りを漂わせる統一感を持った作品に仕上げられています。

また、アルバムの中の曲キリスト7賢人の聖ジョージドラゴンを退治した伝説
を曲にしたSt. George & The Dragonはヒットしましたね。

2枚目のアルバム 

伝説の怪物 ハイドラ(Hydra)

伝説の怪物 ハイドラ(Hydra)

でした。

アルバムのタイトル曲Hydra、All Us Boys White Sisterで
スティーヴ・ルカサーのハードでドライブの効いたギターが楽しめると同時に

Mamaや99ではJAZZギターともいえるルカサーのギターテクニック
St. George & The Dragon Lorraineでのポップでキャッチーなギターなど様々なルカサーのギターテクニックが聴ける秀作です。


『Hydra』プロモーションビデオ


ToTo St. George And The Dragon

『Hydra』以降はルカサーはよりハードなギターをアルバムで披露していますが僕は個人的には
この『Hydra』で要所毎にみせるルカサーの7変化ともいえる
ギターがいちばん好きです。

『Hydra』
1. Hydra
2. St. George & The Dragon
3. 99
4. Lorraine
5. All Us Boys
6. Mama
7. White Sister
8. A Secret Love

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