DAW DTM制作 アレンジキーボード考

今日は久々のDAW DTM制作ネタです。
KORGからまた新しい「作曲アシスト・キーボード」がリリースされてました。

どんなキーボードかと申しますと、いわゆる音楽ジャンル毎のスタイルにコード進行をあてがうことにより、アレンジされた状態で曲を鳴らすことができるというもの。
その名は「Pa900」
筆者も作曲やアレンジのヒントに活用している「マイクロ・アレンジャー」の後続機にあたるシンセ・キーボードです。

foto0010

KORGのこの手の商品ラインナップとしては以下の通りです。

マイクロ・アレンジャー

Pa600

Pa900

<スポンサーリンク>

日本ではあまり人気がない。何故か!?

日本ではどういうわけだかこの手のキーボードの人気はいまひとつ盛り上がっていないように感じるのは筆者だけでしょうか!?

生みの向こうの海外ではそこそこ人気があり、最新機のPa900にしてもアメリカで先行発売され、遅れて日本での販売が開始された経緯があります。
正直、本体にプリセットされている無数のスタイルをつなぎ合わせれば簡単に1曲出来上がります!これにはマジに驚きますね。

でもですね、、、クオリティの高い楽曲は出来るのですが、、、、

何かが違う・・・

たとえれば一からカレーを作るのと、レトルトカレーみたいな違いがあるというか、、笑

最近のレトルト食品のクオリティが高いのと同じ感じですかね。特に日本人はモノ創りの国民性ですから、やっぱり一から制作するオリジナルに対する(こだわり)があるのではないでしょうか!?

筆者の場合は・・・

筆者はマイクロアレンジャーを所有しておりますが、これで1曲作ることはほぼありません。曲のプロトタイプとして、アレンジの過程でコードをつなげて曲の雰囲気を決めることはやります。

一旦、ざっとマイクロアレンジャーでコードをつなげてみて、曲の全体像と雰囲気を作り、その後SONARに取り込み、各トラックをカスタマイズしていきます。
特にフィルのドラムまわしとかは、重宝しますね。
ドラムを叩けないですから、やはり自分の引き出しだけではネタが不足がち・・・
で、マイクロアレンジャーのドラムフィルを拝借し、カスタマイズを加える・・・という使い方。

マイクロアレンジャーのトラック構成

マイクロアレンジャーでは全8トラックで1曲のアレンジがなされています。
1.ドラムス
2.ベース
3.シンセ(バッキング)
4.パーカッション
5.ギター1
6.ギター2
7.リード(サックスその他、曲調によりいろいろ)
8.シンセ

すべてのスタイルがこのトラック構成でプリセットされてまして、ドラムパターンを拝借しSONARでカスタマイズしていく・・・
ほぼこの使い方が多いですね。

ギター系はハッキリ申しましてMIDIではいかにマイクロアレンジャーの素晴らしいギターデータであってもほぼ使えるレベルではありません。良く出来ています。が、人間系の演奏には遠く及びませんね。

得意なジャンルと不得意なジャンル

結論から申しますと、ギターメインのジャンルの曲、ロック系は不得意です。
一聴してMIDIのギターというのが分かりますし、当然ながら完璧な演奏データですので、いわゆる(グルーヴ感)がありません。
得意なジャンルはダンス系やビート系、ソウルやファンクなどはそのまま使えるパターンが多いと思いますね。

作曲・編曲のツールとしての活用

DAW DTM制作の魅力の一つがプロ仕様のスタジオや機材を持たなくても楽曲が作れる!しかも自分の思い描く通りの曲が・・・
これは一昔前のDTM環境からすれば飛躍的な進歩です。
あとはこの素晴らしいツールをどう使いこなすか!だと思います。

マイクロアレンジャーで制作した楽曲

Pa900ではありませんが、筆者がマイクロアレンジャーで作曲・制作した曲です。
このように得意分野のジャンルに関してはかなりの完成度があります。

しかし発想とツール(ハードやソフト)をいかに充実させるかが今後のDAW DTM制作のカギになりそうな気がします。

<スポンサーリンク>

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る