After The Thrill Is Gone イーグルスのダブルノートバッキングギター

寿です。

昨日、Windowsの環境を再構築しDTMが出来る環境を整えつつあります。
そんななかで、今日はイーグルスのダブルノートバッキングについてちょっと書いてみたいと思います。

イーグルス

この、ダブルノートとはコードでも単音弾きでもなく2つの音を使ってオブリガード的なフレーズを曲中に入れてゆくのが一般的です。日本のニューミュージックなどでもよく使われていて、松原正樹さんや鈴木茂さんなどがユーミンや松田聖子の楽曲でメロウなフレーズを弾いているのを良く耳にした事があります。

今日の記事にダブルノートバッキングをとり入れた訳は、昨年から依頼されていたCM曲のイントロやバッキングのアレンジについてあれこれ考えてたうちにちょっと思いついたのがイーグルスの曲でした。

今回はG C Dというスリーコードを使いメジャーな明るい感じの曲を録音するので、
テンションノートの多いニューージック系の
ダブルノートとはちょっと違ってシンプルかつ印象的なフレーズを考えてみようと思いました。

イーグルスのAfter The Thrill Is GoneやNew Kid In Townバッキングにヒントを得ましたがこの音をクリーントーンで奇麗に出すのはなかなか難しい、、、ですね。
ダブルノートのバッキング結構難しくって2~3日練習してみます。(笑)

参考にしてみたのがイーグルスのAfter The Thrill Is Gone一発でコードがGとわかる響きですね。
グレン・フライとドン・ヘンリーの交互にとるヴォーカルとハーモニーも素晴らしい。

After The Thrill Is Gone

多分、この曲はドン・フェルダーがバッキングをとっているのでしょうか?
または、バニー・リンドンなのか?
多分、ペダルスティールギターのバッキングが入っているのでそれがバニー・リンドンでダブルノートはドン・フェルダーではないかと思います。

ドン・フェルダーは
このAfter The Thrill Is Goneの入っているアルバム「呪われた夜」から参加して、ホテルカリフォルニアのソロの布石といわれる強烈なリードギターを「呪われた夜」で聞かせたと思うとこの繊細なバッキング。
これもホテルカリフォルニアの7本とも8本ともいわれるギターのオーケストラに通ずる音使いがここでもかいま見ます。

この曲After The Thrill Is Goneの間奏のギターソロはシンプルでしかもキャッチー。
わりと簡単なフレーズですがギターを歌わせるのが難しいフレーズでもありますね。
(ひょっとしたらソロはグレン・フライが弾いているのかもしれません)

イーグルスは
何れにしても素晴らしい楽曲とテクニックを擁したバンドには違いありません。
そしてこのAfter The Thrill Is Goneはイントロとバッキングのギターが美しいにつきます。

After The Thrill Is Goneの3度でのハーモニーのメロディラインが奇麗にしかもスライドを上手く活かした繊細に表現されているダブルノートのバッキング。

これは参考になるなという事で、早速、研究

まず、指で弾くか、ピックで弾くか?

①ピックで弾く
 音圧は稼げるしピック弾きの慣れはありますが、
 どうしても低音+高音のオブリガードのミックスにピックコントロールが難しくミストーンがでやすい。
 2つの音を同時に弾く時の音の繊細な表情が出しにくい

②指で弾く
 まず、全く慣れていないため最初は厳しいと思いましたが、低音+高音のオブリガードのミックス時にミスが出にくいことと2つの弦を別々の指(中指と薬指)で弾けるため繊細な音のニュアンスも出しやすい。

③ピック+指で弾く
①と②のいいとこ取りですが、コードを鳴らすときのつまみ弾きがしにくいのとやっぱり慣れが必要。
 
また、ダブルノートは音を歪ませずにクリーンなトーンで弾きますので音を最後までホールドしておかなければならないとの不要な音を鳴らさないミュートが肝心
また、高音は特にスライドを使いますので2つの音を同時にスライドさせますのでそれなりに指の力とタイミング(リズム感が)必要でちょっと気を抜くとスライドが途切れたり、音符通りの長さに上手くあわせないとリズムがよれたり結構大変だと

そして低音+高音のオブリガードのタイミングやミュートは思ったより難しく、オーバードライブ系のギターに慣れていた僕にとってはかなり苦心のすえ何とか高音のロングトーンと低音の音を正確な長さで切るテクニックを昨日1日で猛勉強。。。

特に低音を鳴らしてタイミング(音符の長さ)よく切る。
高音は音符通りより心持ち長く弾く感覚でないと録音した時にプッッと切れた感じで格好わるい。
そしてカウンターとして高音のダブルノートをスライドさせる。
思いっきりとタイミングそして繊細なニュアンス。

色々と試してみましたが様々な試行錯誤の上、ちょっと遠回りでもでも微妙なニュアンスで音が出せる指で弾く事にしました。

低音のハンマリング、スライドのタイミングとクリーントーンでのニュアンス出す。
イーグルスのようにはなかなか行かないものです。

昨日はかなりの時間を要しましたね(笑)

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