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名盤「いとしのレイラ」の「レイラ」はロミオとジュリエットから
- 2014/2/15
- 07 黄金の70年、80年代のRock
- エリック・クラプトン
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クリームの解散後、クラプトンは新天地を求めてアメリカに渡り、アメリカ南部のミュージシャンとデレク・アンド・ザ・ドミノスを結成。デュアン・オールマンをゲストに迎えて「レイラ」を録音しました。
英語題は Layla & Other Assorted Love Songs
この「いとしのレイラ」のアルバム タイトル曲が有名になりすぎたけど、アルバムの中の曲もなかなかいい曲がいっぱいあります。
最初の軽快なナンバー
アイ・ルックト・アウェイ
そしてレイラのモデル、パティを歌った
ベル・ボトム・ブルース
ジミ・ヘンドリックスのカバー
リトル・ウィング
などがオススメの曲です
「いとしのレイラ」作成のエピソード
そしてこの「いとしのレイラ」の録音風景については数々の記録があって今日はそのエピソードを書いてみようと思います。
この「愛しのレイラ」のレコーディングはアメリカへ渡り、マイアミにあるクライテリア・スタジオで録音されました。また、マイアミのクライテリア・スタジオはクラプトンの3年間の長い沈黙の後、出したアルバム461 Ocean Boulevard(461 オーシャン・ブールヴァード)もレコーディングされたスタジオとして有名です。
プロヂューサーはクリーム時代から腕利きのクラプトンを支えて来たトム・ダウト
そして最大のハイライトはデレク・アンド・ザ・ドミノスのバンド外からギタリスト・デュアン・オールマンを迎えたことでしょう。
「レイラ」の名前の由来ロミオとジュリエットから
また、この「愛しのレイラ」の英語タイトルは Layla & Other Assorted Love Songs
読んでの通り、つまり、ラブソング集として出したのです。
そしてこのレイラはジョージ・ハリスンの妻のパティ・ボイドであることは有名ですが、その「レイラ」という名前はロミオとジュリエットのアラビア版ともいうべき古典的な恋愛物語「ライラとマジュヌーン」という物語から、ライラ=ジュリエットからとった命名ということです。
このライラを英語で表記するとLayla(レイラ)となるわけです。
親友ジョージ・ハリスンの妻との恋愛をクラプトンはロミオ&ジュリエットの物語に例えたのでしょうか?
また、このレイラのアルバムにおいて
14曲中の8曲をクラプトン自身の作品がしめており、このラルバムを境にギターと共に自らヴォーカルをとる現在のクラプトンのスタイルになってきたようです。
当然、ヴォーカルをとる、その思いは当時親友ジョージ・ハリスンの妻のLayla(レイラ)=パティ・ボイドへの思いだったに違いありません。
レイラの作者はドラマーのジム・ゴードン
そして、このレイラのあまりにも有名なイントロはアルバート・キングの「アズ・ザ・イヤーズ・ゴー・バッシング・バイ」という曲の歌メロからデュアン・オールマンが触発されてアドリブで弾いたメロディから出来上がった事、そして曲の土台はデレク・アンド・ザ・ドミノスのバンド・ドラマーのジム・ゴードンが自分用に書き上げたものをクラプトンが手を加え今の形になったとの事です。
ちなみにジム・ゴードンはアルバムのレイラの後半ピアノバージョンのピアノを自ら演奏しています。
【CD】いとしのレイラデレク・アンド・ドミノス[SHM-CD][UICY-25054]
【収録内容】
1.アイ・ルックト・アウェイ
2.ベル・ボトム・ブルース
3.キープ・オン・グロウイング
4.だれも知らない
5.アイ・アム・ユアーズ
6.エニイデイ
7.ハイウェイへの関門
8.テル・ザ・トゥルース
9.恋は悲しきもの
10.愛の経験
11.リトル・ウィング
12.イッツ・トゥー・レイト
13.いとしのレイラ
14.庭の木
【CD】いとしのレイラ
デレク・アンド・ドミノス [SHM-CD][UICY-25054]
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楽譜 エリック・クラプトン/愛しのレイラ 00356191/ピアノ・ヴォーカル・ギター譜/輸入楽譜
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