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今年前半の音楽業界の話題の一つにサザンオールスターズのニューシングル発表と年越しライブと9年ぶりのアルバム制作の発表が行われたことがあげられる。

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昨年5年ぶりに活動を再開

サザンの5年ぶりの活動再開で健在ぶりを示したワケであるが、デビューから30年ですかぁ。。。

素直に脱帽するしかない。海外ではローリングストーンズなど長寿命のバンドや超ベテランのロッカーも多いが、日本国内に目を向ければサザンは稀な存在であると云える。しかも、常にメジャーバンドのトップランナーとして走り続けているワケだが、その人気の秘密。リーダーでありサザンのアイコンでもある桑田圭祐氏の曲を生み出す原動力は一体どこにあるのだろうか。。。

唯一無二のメロディメーカー

30年の長きに渡る第一線での活動に今なお湧き上がる創作意欲。数多くの名曲。。(唯一無二のメロディメーカー)ということに異論を挟む人はまずいないのではないでしょうか。

桑田氏には姉のえり子さんがおり、熱心なビートルズファンであったことは有名な話で、桑田少年がビートルズに多大な影響を受けたことは想像に難しくない。

デビュー当時からそのメロディには洋楽のテイストが溢れていたし、日本語を洋楽風ロックでドライブするという、当時は超斬新であった記憶がある。

デビュー曲は「勝手にシンドバッド」。今でこそ、ごく普通の歌唱であるが当時は「何を歌っているのかわからない!」とバッシングされたものだ。

いつの時代にも新しいことは、既存概念にとらわれ、現状を良しとし新しいこと、新しいものに挑戦することを、恐怖し嫌悪するやからがいるのはどこの世界でも同じである。まあ、人間の深層心理から言えば、自己防衛みたいなもので、安定を壊す、ものには防衛本能が働くものらしい。

日本語をロックのサウンドに同化させるアプローチは「はっぴいえんど」が先駆者であるが、サザンもまた別のアプローチで日本語をロックのサウンドに同化させた。はっぴいえんどは比較的ブルースロックへの接近であったが、サザンもいや桑田氏もけしてビートルズ風のリバプールサウンド一辺倒ではなく、以外と言えば失礼だが、ブルースロック風なアプローチの曲もそこそこあるのである。面白いものだ。

エリッククラプトンやリトル・フィートへの憧れ

桑田氏のギターテクニックは取りあえずおいといて、ビートルズのジョン・レノンのようにギターを曲の中での効果音として考えているような弾き方をよくやってますね。

いわゆるボーカルをとりながら、歌の合間やフィルでコード一発、ジャラーン!!みたいな。。。

また時には、ブルージーな曲でのシンプルだがガッツのあるギターソロを弾いたり・・・ご本人もクラプトンやリトルフィートのローウェル・ジョージのプルージーなプレイに憧れを持っていたようです。

筆者のサザンの感想

人には好みというものがありますので、その辺を考慮してお読みください。

筆者は桑田氏のソングライティング能力そして才能ともに凄いと認めます。サザンの演奏も・・・

正直な感想は「あまり興味がない」というのが復活までのサザンに対する印象でした。もちろん、名曲もイイ曲もあるのです。ロックという側面でみた場合、洗練され過ぎてて、今ひとつ心にフックするものがなかったのですね。ロックというかポップロックに近いような、、、そんな印象を長らく持っていました。

東京VICTORY はメッセージ色の強いロック

どこか憂いを持ったサウンドとメロディ。それでいて軽快で力強い。聴いていて体からエナジーが湧きあがってくるような・・・これはサザンの代表曲になることだろう。演奏もどこか余裕がみえ、バンドサウンドのアレンジで心地よいグルーヴでありながら、ズシリとくる。このバンドも30年の月日を数え、円熟の域に達したのを感じる次第である。

この歌詞にこめられたバックグラウンドにはどのような事があるのだろうか、、、、フトそんなことを考えた。

サザンオールスターズ、復活し、これまで以上に大人なロックテイストのバンドとなった。今後の活動が楽しみである。

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