【マイナーコンバージョン】ドリアンスケール マイナーコンバージョンという考え方

ドリアン・スケールは様々な場面で使えるのですが、
例えばAmの時は何ドリアン・スケールが使えますか?

もちろん昨日の話のようにAドリアンは使えるのですが
この使い方だと
Amペンタトニック+9th+13thということでAmペンタの拡張系の
メロディラインを作ることとなります。

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マイナーコンバージョンという考え方

これでは、ちょっと面白く無い
もっと斬新な~
と、いう方のためにマイナーコンバージョンというやり方があります。
patmartino

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マイナーコンバージョンとは?

先日の
Isn’t She Lovely【僕がやってる】アドリブアプローチ3つの方法
という動画の中の2コーラス目に弾いているスケールがこのやり方なんですが、
Cm#のキーなので、当然マイナーペンタはCm#ペンタ
しかし、ココではF#ドリアン・スケールを弾いています。
かなり、12F~15Fを使って弾いている音の響きがCmペンタとはかなり違う事がわかると思います。

ちなみに1コーラス目はC#mペンタです。

マイナーコンバージョンとは?

では、いったいマイナーコンバージョンとは?
何なんでしょうか?

2014-09-03_0221

マイナーコンバージョンはJAZZで良く使われる用語ですが、
パット・マルティーノで有名になった考え方です。


JAZZギタリスト パット・マルティーノ

基本的な事を知っていれば割りと簡単に(丸暗記でもOK)マイナーコンバージョンができてちょっと斬新なソロが弾けます。

マイナーコンバージョン⇒ドリアンへの変換のからくり

通常本にはマイナーコンバーションへの変換するステップは書いて無いと思いますが、これを知っているといいかも

ちょっと頭の体操です。

話を簡単にするためにキーをAmにしましょう。
当然AmキーであればAmペンタやAドリアン・スケールなどが使えます。

Amは通常はナチュラルマイナースケールという音階で
ラシドレミファソラという順番で並んでいます。

これをドから始めれば
なんとCメジャースケールになるんですね。

ラから始めればマイナーになるのは
ラシドのシとドの間が自然に半音の開となるため3度が♭したかたち(マイナー系のスケール)になります。

ドから始めればドレミでレとミの間は全音間隔なのでメジャースケールになるんですね。

Aナチュラルマイナースケールは
Cメジャー・スケールと全く同じスケールですよね。

そこで、Amの時はCメジャースケールでも弾けるんです。
しかし、これではマイナー感がなく牧歌的で、、、童謡のようなメロディになってしまいがち。

そこで、Cメジャースケールと全く同じ音階で
2番目の(レ)から弾くと、レから数えて3番目の
ファが♭してるんで、マイナー・スケールに変身する
マイナー系のスケール ドリアンです。

これがマイナーコンバーションという考え方です。

マイナーコンバーションのまとめ

ちょっと整理すれば
①Amキーをメジャーキーに変換するとCメジャー
マイナーコードのメジャーコード変換は
マイナーコードから数えて3番目に出てくるコードがメジャー変換したコードになります。
この場合はA B CとくるのでCメジャーですね。
②Cメジャースケールの2番目の音から始めるとマイナー系スケール
③よってDドリアン・スケールが使えるということになります。

大事な事は理論を学ぶというよりも
同じ音階でも
「始まる音を変えれば音階の性質が変わる」
という音階の本質を知るということかもしれません。

暗記は簡単

覚え方は簡単
一足跳びに最初のマイナーキーから4番目に出てくるキーがそのドリアン・スケールのキーになります。
丸暗記OK

Am→Dドリアン
Em→Aドリアン
Gm→Cドリアン
てな感じで簡単でしょ?

ドリアン・スケールは
レミファソラシドレと弾けばいいので簡単に覚えられますよね!!

ではでは~

面白いですね、全く同じ音を並べてもどこから始まるか
(どこへ向かうかが正解ですが)によって
全く感じが変わる。

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