ギターのアドリブソロの構成やメリハリに限界を感じたら
トライアドに立ち返ってみませんか?
ギターソロのアドリブはバンドでもセッションでも
最も見せ場といっていいでしょうね。
しかし、ペンタトニックスケールや各種のスケールを使ったソロも
ついつい似たようなものになりマンネリ化
ってなことに陥っていませんか?
スケールもついつい手癖で弾いてしまうもので
ソロを録音して聴いて見ると
結構、クセがわかるものです。
ギターソロ手癖の問題点
手癖やスケール弾きでの問題点は
コード感がないことではないでしょうか?
曲の進行はコード進行という、一定の流れによって
進められてゆきます。
例えば、Aのブルースでも
A7 D7 E7どのコード時でもAmペンタトニック・スケールは利用できます。
しかし、各コードの時、全く同じ感じでAmペンタトニック・スケール
で弾いていては起伏のない平坦なソロになっていまいますね。
トライアドのオススメ教則本
そこで、利用したいのがトライアドです。
もちろんブルースでもトライアドは使えます。
ご参考に1冊本を選んでみました。
3音でギターを制覇するトライアド・アプローチ 独学ギタリストのためのロジカル・プラクティス (CD付) [単行本(ソフトカバー)]
バークリー音楽大学ギター科助教(Assistant Professor)トモ藤田氏の著書です。
トライアド(triad)はコード 構成音で
Cコードはドミソ(ルート、長3度、5度)
主要3和音くらいの認識だったのだが、なんと!なんと!その奥の深いこと。
例えば
Aのブルースではトライアドは
A7の時が ラ ド# ミ
D7の時が レ ファ# ラ
E7時が ミ ソ# シ
Amペンタの構成音が
ラ ド レ ミ ソ
なので
例えば A7の時はAmペンタの構成音であるドから
トライアドの構成音であるド#へハンマリングオンを入れてやるだけで十分コード感が出せる
また、D7時はD7のトライアドであるレ ラを中心に弾き
ファからファ#をやはりハンマリングオンを入れてやる
E7時はE7のトライアドであるミを中心に終点をミとする
またソ#をポイントとしてソからハンマリングオンなど工夫すると
単純になりがちなブルースのソロもバリエーションが増えてくると思います。
トライアドの種類
メジャートライアド、マイナートライアドくらいはOKだったけど
ディミニッシュやオーギュメントトライアドとアッパーストラクチャートライアド
あたりから急激にこれは素晴い本であるということが理解できた。
そうトライアド侮るなかれ奥が深く簡単にはゆかないが
この本を読んだだけでもアドリブの構成がつくりやすくなったし簡単な曲であれば一発でコード感の出せるアドリブができるようになった。
トライアドを学べばギターのコードの仕組みも理解できるし
また、コードバッキングのヴォイシングにも非常に役に立つ本です。
トモ藤田さんありがとうございました!!
内容紹介
伴奏からアドリブまで、“トライアド”で自由自在に!
ギターは独学で始めやすい楽器ですが、一定のレベルを超えるのが非常に難しいものです。いろいろな曲をコピーして弾いていても、コードとフレーズの関連性が見えず、別のコード進行の上で応用するのが難しかったりします。この本では、コードの基本となるトライアド(3音コード)を深く理解することで、伴奏を自由に弾いたり、メロディにハーモニーを付けたり、コード感のあるアドリブを弾くことを目指します。さらに、アッパー・ストラクチャー・トライアド(分数コード)の使い方も学ぶことで、多彩なコード伴奏ができるだけではなく、テンション感の強いアドリブ構築法も学習できます。本書でトライアドを深く理解することが、ギターをさらに楽しむ転機となるでしょう!
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