ソフトシンセ・コード対応音源が拓いた新しい制作環境!

長崎管理人のシュンです。

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一時期、STEINBERGのソフトシンセ「Virtual Guitarist」が大ヒットした時期がありました。これは現在のソフトシンセブームの火付け役となったと言っても過言でないでしょう。

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Virtual Guitarist,Virtual Bassistとは

STEINBERGのソフトシンセで、Cubasisのプラグインとして提供されていました。表題の2本のソフトシンセにGroove Agent 2を持っておけば、編曲が不得意な方でもコードさえ知っていれば、リズム隊はとりあえず心配いらない位、完璧なトラックを作ることが出来たものでした。

この分野は伸びると期待した方も多かったハズ。しかしながら、STEINBERGの生産は既に2012年頃に中止となっています。それは何故なのでしょうか・・・

音色、奏法をシュミレートするソフト音源の出現

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表題の通りなのですが、ギター音源にしてもベース音源にしても現在ではさまざまな奏法をシュミレートしたソフト音源が隆盛を向かえているからに他なりません。これにより、MIDI打ち込みのみで、リアルなサウンドを得ることが可能となり、前述したコード対応のソフトシンセを必要としなくなったということだと思います。

面倒な打ち込みから解放される時代の到来

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これは正確には既に到来していると云えるかもしれません。これは、一頃の、パソコンが登場した時と似ています。当時はソフトウエアはほとんど原始的なものばかり、自分でBASICやマシン語で打ち込みをしなければなりませんでした。それが今では、アプリケーションソフトは星の数ほど。パソコンのスキルや性能も向上の一途をたどっています。

DAWも似たような側面がありますね。特にギター、エレキギターは音色もギターの種類によってもなかなか再現が難しかった楽器です。しかし今に至っては、MIDIによる打ち込みもかなり肉薄しています。それは、ギター、ベース系のソフトシンセの機能向上が寄与した結果です。今後、この流れは更に進むことでしょう。

DTMはどこへ向かうべきか・・・

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前述した流れがある反面、生音への回帰があります。バーチャルがあまりに進むんだことへの揺り戻しなのでしょうか??

筆者が思うに、サウンドや奏法面ではかなり人間系の演奏に近づいた結果、創作に縛りを設けてしまったのではないのかと・・・秒単位で狂いのないグルーヴ、、、あえてグルーヴを作り込みことももちろん可能なのですが、このグルーヴこそが特にロックやポップスの醍醐味であるワケで、この領域はやはり越えられない。正確だからこそ越えられない。人間のグルーヴはファジィなものであるからです。

多くの音を重ねて、重厚なエレクトロサウンドはDTMの醍醐味ではありますが、アコースティックなサウンドへの回帰もまたはじまっていることを感じます。DTMも次のステージへ向かっていくのでしょう。

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