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ジョージ・マーティン氏と ギターインスト名作「ブロウ・バイ・ブロウ」
- 2014/4/14
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- ジョージ・マーティン, ブロウ・バイ・ブロウ
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ジェフ・ベック ブロウ・バイ・ブロウ制作の背景
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この、名作ブロウ・バイ・ブロウはベックの参加していたスーパーグループBBA(ベック・ボガード&アピス)
の解散後、まもなくリリースしたギターインストアルバムです。
BBA(ベック・ボガード&アピス)もライブでこそ、Jeff’s Boggieeなどのインスルメンタル
の曲はありましたが、歌もの中心でした。
昨日、書いた記事のようにヴォーカリスト探しに苦悩したベックが行き着いた先
それが、ギターでヴォーカリスト以上の歌を歌う事だったのではないでしょうか?
ジェフ・ベックの歴史的な名盤といわれているブロウ・バイ・ブロウについて書いてみました。
ジョージ・マーティン氏とブロウ・バイ・ブロウ
当時の音楽事情からいうと
クロスオーバーという音楽の大きな流れがありました。
クロスオーバーとは単一の音楽ではなく様々な音楽の要素を取り入れた音楽の事で
その後、確立されてフュージョンという音楽に進展してゆきましたが
この時期はどちらかといえばJAZZの世界で使われていた言葉だったようです。
そして、ブルース、ロック、ソウル・ファンク等の音楽が中心だった
ジェフ・ベックの音楽に大々的にJAZZの要素が組み込まれる事になります。
この、ブルース、ロック、ソウル・ファンクにJazzの要素を取り込んだブロウ・バイ・ブロウ
の仕掛人はなんとあのビートルズをプロデュースした
ジョージ・マーティン氏でした。
この、ブロウ・バイ・ブロウはJazzのみではなくクラッシック音楽の要素である
ストリングスを大胆に取り入れた
「Scatterbrain」や「Diamond Dust」の存在も忘れてはなりません。
このあたりの力量はやはりジョージ・マーティン氏でしょうね。
ジョージ・マーティン氏のプロデュース力がなければ、今までのハードロック路線から
このような大胆な変化とイメージチェンジを起こす事は難しかったのではないでしょうか?
そして、このアルバムでは
BBA(ベック・ボガード&アピス)時代のメインギターである
ギブソン・レスポールスタンダードOx Bloodのみではなくテレキャスターやストラトキャスター
のアーミングなど今までになかったカラフルなトーンで楽曲毎に多彩なギターをみせてくれたアルバムでもあります。
兎にも角にも
この、ブロウ・バイ・ブロウによってジェフ・ベックはギター・インストの道を歩み始めることとなります。
そして、その何作か後に更にギターで歌う表現力を極めるために指弾きへの転向や
アーミングのアームをアップする手法、ボトツネックなどを使った奏法を取り入れて今日まで進化して来た
ジェフベックのターニングポイントのあるばむでもあったといえます。
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