ギターで初音ミクを歌わせるエフェクターの実力
- 2014/12/20
- 06 DTM
- MIKU STOMP, 初音ミク
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初音ミク・・・私も愛用しているボーカル用ソフト。
詳しい解説はもはやいりませんね。この初音ミク、ギタリストならば「ギターで初音ミクの歌声を自由に操れたらどんなにか楽しいだろう」そういう願望を持つ、ギタークリエイターの潜在的な需要があったのでしゃないでしょうか!?
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それは置いといて、そんな思いにバッチリ答えたのが、コルグの商品「MIKU STOMP」なのです!!
この「MIKU STOMP」、これがデモ動画を観る限り潜在的にも凄い実力を持った機材であることが分かりました。ギターでチョーキングしたらどうなるのか!?コードを弾くとどうなるのか!?
気になる歌詞はロータリースイッチを使って11種類のモードから選択するようになってるようです。
たとえばLoohなら「ルールールー」と歌い、Lahhなら「ラーラーラー」、ahhなら「アーアーアー」、Pahhなら「パーパーパー」、Nyannなら「ニャンニャン」ですね。Scatはスキャットモードとのことで「ルールー、アーアー、パーパーパー」のように適当に歌ってくれるようです。
あらためてMIKU STOMPとは!?
「MIKU STOMP」は見た目は、まさに足元に置くギター用のエフェクターなわけですが、「エフェクター」という言葉から想像できるものとは、だいぶニュアンスが違う製品です。
そう、まさにギターのプレイに合わせて、初音ミクが歌ってくれるボーカロイドなんですね。ギターの音そのものは出力されず、ギターからの音程や音長、音強情報を検出して歌うようになっているようです。
レイテンシーはどうなの?
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レイテンシーがどれぐらいかも気になるところではないだろうか。
発音される音や高さによってレイテンシーも変動してくるが、取扱説明書によれば30ms〜100msの間と記載されている。
30ms=0.03秒となり、仮にBPM120の曲であれば4分音符が0.5秒なので、8分音符では0.25秒、16部音符だと0.125秒となり、初音ミクは問題なく歌ってくれる。
しかし、いわゆるギター的なフレーズだとピッキングの強さが一定ではなく、また音程差が激しくなり、レイテンシーも変動するので、初音ミクが混乱してしまい、美しく歌ってくれない場合もある。
なので、ミクに綺麗に歌ってもらうためには、乱暴な弾き方やギター・フレーズの様な複雑なものは極力避け、ギターをボーカルの様にみたてることで、ミクはあなたの思うままに美しく歌ってくれるパートナーとなる。
↑↑ということですので、問題はなさそうですね。そうかといって速弾きではレンテンシーの問題で追尾は厳しいですから、そのあたりの欠点というか弱点を十分理解した上でお使いになれば、かなり面白いことが出来そうです。
実売価格は?
2014年12月20日現在で、アマゾンやその他、通販屋さんで大体、実売価格が12,000円前後のようです。お試しで購入もしやすい価格帯ですね。
その他のスペックとしては、端子類はシンプルにINPUTとOUTPUTと電源ジャックの3種類でモノラルでの入出力など。
自作の歌詞を読み込ませて歌わせる機能があるとのこと。これは、iOSの専用アプリに歌詞を書き、それをピックアップを経由して流し込む方式となっているようです。
具体的には、アプリで作成した歌詞をiPhoneのスピーカーから出力し、「MIKU STOMP」に取り込むのだそうです。
DAWのプラグインとして初音ミクを所有してれば、PCで歌詞のエデットが出来ないのかな?
ちょっと調べてみましたが、そのような機能はありませんでした。つまりはギターで初音ミクをリアルタイムに操作する。というコンセプトの機材だということなのですね。
今後この機材を使った「あっ!」と驚くような使い方をするギタークリエイターの出現を期待したいところです☆
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