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DTM制作 宅録の課題。ボーカル録音
- 2014/2/16
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長崎管理人のシュンです。
DTM制作で特に歌ものの場合、一番の課題はなんといってもボーカル録音でしょう。生楽器の録音も同様と云えますね。
僕の場合、CM等の業務系は録音スタジオにて、プロのエンジニアさんにお願いしています。
本格的なボーカル録音は自宅ではかなり難しいものがあります。しかしながら、(ボーカル録音は録音スタジオで録りましょう!)では本末転倒ですね。笑
ということで、宅録でどうボーカルを録音するか。。ということを考察してみたいと思います。
1.(宅録の部屋はどんな部屋?)
マンションの一室でしょうか?個人の持ち家の一室でしょうか?アパートやコーポのお部屋でしょうか?
例えば、マンション系などコンクリート造りの部屋では、音の反射が気になるところでしょうね。実際に録音してみると分かるのですが、かなり音が乱反射し、まるでディレイやリバーブが掛かった感じに気づくハズです。木造住宅でも床がフローリングだったり、最近の住宅であれば、高気密高断熱ですので、かなり音の反射が気になります。
↓住宅で一番良いのは和室の部屋。床が畳。ドアでなく襖や障子。でもこのような家は僕とこの「昭和スタジオ」みたいに築20年以上経過した住宅の和室となります。笑
2.(出来るだけ音の反射を防ぎましょう。)
床がフローリングでしたら、絨毯やカーペットを敷きましょう。出来れば部屋全体に敷きつめたいところ。
窓はカーテンをする。これだけでもかなり改善するかと思います。問題は壁ですね。吸音材を貼るとかは費用も掛かりますし、現実的ではありませんね。
ここはある程度、妥協をしないといけないかもです。逆に部屋の反射音をうまく利用するという手もなくはないですが、これは上級者の域になるかと・・・
(ノイズになる音を遮断する)
ボーカル用のコンデンサーマイクを使うとよく分かるのですが、結構生活音とノイズを拾います。その対策を考えましょう。
①エアコンはOFFに。
②蛍光灯は消す。白熱灯かLED照明にするか・・・
これを行うことで、マイクが拾うノイズはかなり軽減できます。
では外の音はどうか・・・道路に面しているとか人の往来が多いとか、窓を閉め切っていても漏れてくる外の環境音・・・
これは防ぎようがないですね。窓を二重窓などにすれば良いですが、現実的でないし。。。厚手のカーテンにするなどで対応するしかないですが、これもある程度妥協が必要かと思います・・・
ちなみにうちの「昭和スタジオ」は周囲に家もなく、人の通りもない車も通らない場所にありますので、外の環境音が漏れてくることはありません。一体、どんなとこに住んでいるのでしょうね。(笑)
3.(コンデンサーマイク)
そして最後に録音用のマイク選びとなります。性能の良いコンデンサーマイクに目がいきがちですが、実は上記の1,2が重要だったりするワケですね。
コンデンサーマイク・・・ピンキリです。お金をかければ性能の良いコンデンサーマイクが入手できます。高額なプロユースのノイマンなどありますが、ここまで投資する必要があるのか、、それは個人の判断にゆだねるしかありません。
そして、このマイクと云うものは好みや音色のキャラクターなどいろんな要素がありまして、評価もさまざまです。同じマイクでも(イイ!)と云う方もいれば(ダメ!)という方もおり、評価はそれぞれです。このような評価に迷わされることなく、ご自身の録音スタイルや使用機材、部屋の環境などを加味し、自分にあった1本を選ぶべきでしょう。
しかしながら、使ってみないとレビューだけではよく分かりません。笑 僕も何本か使ってきましたが、コスト的にもDTMの入門者から中級あたりまででしたら、RODE NT-1Aなんか良いと思います。ハイコストパフォーマンスのコンデンサーマイクです。
プロユースの方からはPCの知恵袋などでも酷評されたりしていますが、僕はそこそこのマイクだと評価してます。高域の音を後処理でEQ処理するなど手を加えないといけない点もありますが、宅録で良い音のボーカルを録音するのに1万円ちょっとの投資で、良い音で録れますから、オススメかとは思います。
ポップガードやケーブルも付属してますしね。良いですよ。
4.(ファントム電源が必要)
あらためて当たり前のことですが、コンデンサーマイクの場合、48Vの電源が必要となります。お使いのオーディオインターフェースやミキサーに48Vの電源供給ができるかまず確認しましょう。
簡易的なインターフェースやミキサーでなければ、ほぼ電源供給はあるハズです。お持ちの機材の確認を怠りなく。
5.(試行錯誤)
そして実際に録音となるワケですが、ボーカルの声の特性、マイクとボーカルの距離、マイクの位置、このセッティングでも収録された音質は変わります。ここはもう試行錯誤の世界ですから、いろいろ試して最良のポイントを探るしかないです。
6.(最後に)
コンデンサーマイクの特に入門者の方には、ポピュラーな人気のあるマイクを最初の1本には選んだ方が良いです。例えば、前述したRODEのNT1-A。このマイク、低価格でコストパフォーマンスが高いということで、かなり人気のあるマイクです。その分、ネットでもかなりの数のレビューや使い方を指南したページが検索できますから、参考になると思います。まあ、1万円ほど勉強のため投資したと考えれば安いものです。そうやって、耳を肥やし、自分なりにも録音テクを身につけ、次にアップグレードしていく・・・みたいな感じが最良と思う次第です。最初からノイマンのマイクとか無謀ですしね。笑 車の免許とった初心者さんがいきなりスポーツカーに乗る。みたいなものですから。
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