DAW DTM制作愛好者の方へ向けての筆者の独断と偏見に溢れた!?解説です。笑
今回は、定位(PAN パンニング)のお話です。
定位とは?
定位とは各楽器のパートごとの聴感上の位置のことです。そしてこれを調整することを(パンニング)呼びます。最終ミックスにおいて、ステレオ・イメージを決めるこの作業は重要な位置づけになります。まずは上記のような図を描いてみてそれを参考にパンニングを行うとイメージ通りの定位が決まるかと思います。
どうやって作業するのか?
パンニングの方法を書いてみます。一般的なことで書きますので、詳しい操作はお使いのDAWのマニュアル等でご確認ください☆^^
↑SONARの場合に限らずご覧のようなパンポットを左右に回して調整する方法が一般的です。またSONARなどスライダーで左右にスライドして調整することが出来るDAWもありますね。
音の奥行を調整するには?
イイ質問ですね。(by 池上彰さん)冗談はさておいて・・・音の定位は左右だけではありません。前後の奥行もあります。その他、遠くで鳴っているような感じなどなど。。
この場合は、空間系のエフェクト(リバーブなど)を上手に使いましょう。以下に調整のポイントです。
・オンマイクのように近くに音像を定位させたい場合は、リバーブの残響は控えめにレベルはやや高めが良いでしょう。定位はセンターですね。
・遠くで鳴っているような感じは、レベルは控えめ、リバーブをやや多めにかける。定位は大体センター位置で。
・ストリングス、シンセパッドなどはハッキリとした定位感を持たせず空間的な広がりを与えたいところ。この場合、コーラスなどのエフェクトで音像を左右に広げる。リバーブも併用して広がり感を倍加させれば更に良いでしょうね。定位はストリングスをやや右に持ってきたら、シンセパッドはやや左に・・・みたいなバランスをもったパンニングが良いかと思います。
感覚的な調整
どのパートをその位置におくかは、これは感覚的な問題ですので、いったら人それぞれ・・・サウンドのイメージをしっかりと決めておけば、パンニングもやりやすですね。それでも基本みたいなものはあって、主役の楽器はセンターに置くべきでしょうね。
・ヴォーカルやドラムス、ベースは中央に持ってきた方が良いでしょう。スネア、バスドラ、ハイハットなどドラムの各パーツをパラアウトしている場合は、バスドラやスネアは中央にハイハットは左右どちらかに少しふったら良いと思います。
・主役のパートを聴感上邪魔してしまうパートは左右どちらかにふりましょう。
まあ、いろいろ書きましたがパンニングは聴感上のバランスが大切です。市販のCDなどを聴いて参考にしましょう!
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