最強のトリオバンドは?決裂が早い??

寿です。

今日はちょっと趣を変えてトリオバンドの事を書いてみようかと。

トリオバンド

ロックの醍醐味はソリッドなダイレクトな表現ですね。
70年代にこのような音楽と出会えた事は本当に幸せでした!!
ドラムのバスドラやスネア、ハイハットのダイレクトな音、うなるようなベースのライン、そしてバッキングのリフからソロまで一貫したグルーブで弾くギターのパフォーマンス。

そうです、最低限のメンバー3人のトリオバンドにこそロックの醍醐味があります。
3人でやるのでテクも相当なものがないと、ショボい演奏になってしまいますね。

そこで、お気に入りのトリオバンドをちょっと並べてみました。

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ジミ・ヘンドリックス率いるエクスペリエンス(1966年〜69年)

まずはこの人。
というか、ロックのギターの創始者と言っていいでしょう。

ジミヘンドリックス エクスペリエンス 紫のけむり

60年代の後半に彗星のごとく現れ、71年に27才の若さで、他界したジミヘンドリックス。
そのジミ・ヘンドリックス率いるエクスペリエンス(1966年〜69年)
は至上に残るトリオといえるでしょう。
ノエル・レディング(ベース)、ミッチ・ミッチェル(ドラムス)ですが、やっぱりこの人リードギター的なバッキング(実際メロディラインを弾きながら)ヴォーカルをとるジミ・ヘンの凄さ。
そして何度聞いても、全体のグルーブはジミヘンがとっていてドラムとベースがそれに合わせているとしか聞こえない圧倒的なグルーブ感。最初のロックのトリオバンドにして最強の称号かもですね。

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エリック・クラプトン クリーム(1966年 – 1968年)


ホワイト・ルーム (クリーム)
エクスペリエンスに対抗したのが、エリック・クラプトンで有名なクリーム(1966年 – 1968年)
意外だったのはエクスペリエンスとほぼ同時期に存在してクリームのほうが1年活動期間が短いことでした。
トリオといえどもジミヘンのワンマン的なバンドに対してクリームは看板が3個もある。
ボーカルは二人でベーシスト兼ボーカリストのジャック・ブルースとギタリスト兼ボーカリストのエリック・クラプトン、ドラマーのジンジャー・ベイカーから構成され、数々のヒット曲を飛ばしたロックトリオのスーパーグループの一つに数えられますね。
しかし、スーパースターが3人も集まれば各メンバーの主張も激しく決裂も早いということでしょうか。。。?
ヒット曲のオンパレードに恵まれながらも非常に険悪なムードの中でツアーを決行していたらいいです。

BBA(Beck Bogart & Appice1972年~1974年)

さらに決裂が早かったのがジミヘン、クラプトンに遅れて出てきたBBA(Beck Bogart & Appice1972年~1974年)
ジェフ・ベックです。
70年過ぎて間が空きましたが、ジミヘンが亡くなった翌年に結成です。
ギタリストであるジミヘン、クラプトンがヴォーカルをとったのに対してBeck Bogart & Appiceは
ボーカルはティム・ボガート -(ベース)カーマイン・アピス -(ドラム)そして主役のジェフ・ベックはギターに専念。
ロックミュージックのギター傾倒の流れがこのあたりから出てきたのかも。
クリームのブルース的なインプロビゼーションはブルースを共通土台としていたのでベースが遊んでもギターはあんまり影響がなかったのに対してBeck Bogart & Appiceは黒人音楽など様々な音楽の要素を取り入得れていたためにベースが遊ぶとギターが非常に弾きにくいとうか、コードの調性がわからないので様々なスケールを屈指するベックは相当苦労する事になるハズ。。。
(ブルースは割と曖昧で大丈夫なんですがね、、、)
指定したベースラインを弾かないティム・ボガートにしびれを切らして殴り合いの喧嘩もあったらいいですね。
テクニック的には最強のバンドかもしれないBeck Bogart & Appiceはわずか1枚のアルバム(日本のみ発売のライブ版を除いて)のみで解散、、、残念でした。

この3バンドがまず浮かびますがこちらもトリオバンド。
あんまり不仲ではなさそうです(笑)

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最強のブルースギタリストStevie Ray Vaughan & Double Trouble

Stevie Ray Vaughan & Double Trouble – Voodoo Chile (full length)
最強のブルースギタリストといえばスティーヴィー・レイ・ヴォーンをあげる人は多いと思います。そのレイ・ヴォーンが率いるトリオバンドが「スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル」先人のトリオバンドであるジミヘンのVoodoo Chileや
Beck Bogart & Appiceの「迷信」など曲もやっているので本家と比べてみるのも面白いと思います。
ただレイ・ヴォーンも若くして飛行機事故で亡くなるという。。。残念な結末になってしまいました。

白いレゲエ「The Police」

The Police – Walking On The Moon (Live 1983)

時代は新しくなって70年代の後半、ブルースやハードロック全盛期からからキーボードやシンセサイザーのテクノロジーが進みソリッドな音に飢えはじめていたところに衝撃的なデビューを飾ったのが「The Police」
The Police 1977年 – 1984年 70年代後半の音楽シーンを決定づけたサウンドは当時、ニューウェーブと呼ばれた音楽で「The Police」のデビューアルバム「Reggatta de Blanc」=白いレゲエ(白人のレゲエ)
はカリブの音楽レゲエの新たな解釈だったのには驚きでした。
やはりキーボードなしのトリオバンドで手数が少ない・間を活かしたシンプルな演奏ながらもその演奏技術はもちろん!!キャッチーなフレーズ作り、、レゲエなどのワールドミュージックを取り入れたと抜群の音楽センスと斬新すぎました。
テクニック的にはドラマーのスチュワート・コープランド素晴らしいにつきます。アンディ・サマーズのギターのアレンジそしてスティングのソングラィティング力と圧倒的な存在感のあるヴォーカル。
実はこのポリスですがヘンリー・パドゥバーニという、もう1名ギタリストがいて4名編成で途中で脱退。
3人だから成功したバンドといっていいでしょう。

衝撃的な結末 ニルヴァーナ (Nirvana)


Nirvana – Smells Like Teen Spirit

更に時代が進んで世代が変わって、60年から70年初めの音楽をシーンを忘れて来た頃に出て来たカリスマ「カート・コパーン」が率いるトリオのバンドがニルヴァーナ (Nirvana)
オルタナティヴ・ロックというのはシンプルな音楽への回帰で、1980年代の米メジャーシーンの音楽への反発からくる1970年代以前のロックへの参照・回帰・昇華という意味をさす。
1994年若者のカリスマ的な存在のカート・コパーンの自殺は今でも衝撃に残る。
オルタナティヴ・ロックシーンにおいて『ニルヴァーナ以降』と言われるほど90年代の若いロック世代に影響を与えたトリオバンド。
ニルヴァーナ (Nirvana)というバンド名は、仏教用語「涅槃の境地」という意味合いと「生け贄」という意味合いがあるらしいが何となくその行く末を暗示したようなバンド名だったのはなぜだろう。。。

日本の最強のロックトリオJohnny,Louis & Char『Free Spirit』


日本のロック史 Johnny,Louis & Char / Smoky

そして最後に日本の最強のロックトリオといえばやはりこの人たちJohnny,Louis & Char(後にPink Cloudに改名)
79年の日比谷野外音楽堂の 『Free Spirit』は伝説化している。
このアルバム 学生のときLP版で買ったが、相当すり切れるくらい聞いたのを覚えている。
完全にCharのギターは最初の最強トリオバンドといわれた、ジミ・ヘンドリック、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックの影響を色濃く受けているのがわかりますね。

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