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筆者の情報源の一つに「日経エンターティメント」という雑誌があります。

さすがに日経だけあり、話題の切り口がいかにも日経ぽくて好きな雑誌の1冊です。音楽バカおやじですが、一応、このような雑誌もニュースソースの一部ということで、愛読しています。笑

とここまで書けばピン!ときますよね。「そうかぁ、、今日の記事は日経がソースなんだな。」と・・・^^

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ライバルの構図もネット社会では変化してきている

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どの時代、どの業界、あなたがお勤めの職場でも「ライバル関係」というものはあると思います。「ライバル関係」という言葉のイメージは対立、競争、あいつには負けたくない、やり方や手法が違う、などなどこと人間関係においては、どちらかと云えば争いや競うイメージが強くないですか?

本当の「ライバル関係」は相手をリスペクトした上での切磋琢磨であると思うし、「ライバル関係」にあることで、より親密に深い人間関係が構築出来るものだと思うのです。まあ、これは筆者が実際に経験した「ライバル関係」なんですけどね。

話しがそれてしまいました。。。(笑)

さて、音楽業界でもこのような「ライバル関係」を本人の意思とは別にビジネスとして創り上げてきた面がありました。その顕著な例として、(宇多田ヒカルVS浜崎あゆみ)のケース。アルバムやCDシングルをあえて同日にリリースし、お互いのファン層を巻き込むことで、売り上げを延ばす戦略。ファン心理をうまくついたプロモーションの勝利ということがあげられますね。

変わるライバルの構図とその要因

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その構図が2000年を境に変化の兆しをみせているらしい。
音楽業界においては、AKB48の総選挙がそれを象徴しているとのことである。

これまでは、自分の仲間内(所属レコード会社以外、所属事務所)以外のところにライバル関係があったものを、同じグループなどで「仲間と競争する」という点にシフトしてきたことが新しいライバル関係の構図であるのだという。

ナルホドである!AKB48もチーム毎に分かれて仲間内で競争関係がある。当の本人たちの意思はどうか分からないが、それを支えるファンとしては、同じ仲間の他チームには負けたくないという図式が成立しているというのである。

それが相乗効果として、チーム内にも良い意味での競争意識。なにより自分を高める努力が各自のポテンシャルを向上させているらしく、また意図的にチーム間でメンバーをシャッフルしたり、他チームとの間で入れ替えを行ったりとあの手この手で更に個々のメンバーの刺激と当人のポテンシャルをあげる目的や環境を用意し、結果、スキルの向上につながり、結果、AKB48ブームが一過性のもので終わらない土壌を形成している云うのが業界の評価のようであるのだ。

これって、最近、進歩的な企業では当たり前に行われていませんか?筆者はそんな大手企業に勤めた経験もないのですが、ナントなくそんな事を肌で感じてます。(東京管理人の寿さんに今度、聴いてみます。笑)

ネット社会によることも要因の一つに

音楽業界においてこの「仲間同士の対決」が広がった理由の一つに近年、メガヒットが減り、ライバル同士が争い合う指標がなくなったことを日経エンターティメント誌上で指摘していました。

そしてかって視聴率20%を超える賞番組も今では惨たんたる結果で今や放送打ち切りの憂き目をみるなど、風前の灯状態なのだとか。。。。

その要因はインターネットの普及とSNSの隆盛で、多くの人の批評がリアルタイムで出るネット社会となり、専門家とSNSを通じての「知人」の評価は(等価)となり、賞番組はかっての熱を帯びることもなくなっており、外へ求めたライバル関係を身内を競争相手にすることでのライバル関係へ移り変わってきたのだそうだ。

敗者にもスポットがあたる時代へ

再びAKB48に話を戻すと、仲間との競争ならば、(勝者)以外にもスポットが当てられる。例えば、AKB48の総選挙では、トップの渡辺麻友やランク上位のメンバーのみでなく、(大幅にランクを上げた)メンバーなど本来の勝負とは違う軸で個々のメンバーのティーアップできるのある。

ナルホド! ナルホド! これを意図して仕掛けているのであれば、総合プロデューサー(でいいのかな?)の秋元康は大したものである!!

音楽スキルと良作がリンクすれば良いのだが、、、

最後に、ライバル関係が「仲間」へシフトし相乗効果を上げているのは解りました。あとは、音楽スキルとこの関係の切磋琢磨がリンクすることを強く望むものなりである。

本来、こと音楽業界に置いては、音楽的スキル(歌唱、演奏テクニック、ビジュアル、ステージパフォーマンス)があってこそ、感動と共感を与え、それがCDなど販促物への売り上げ拡大につながってしかるべきなのであって、それを蚊帳の外へ置いてしまった(ライバル関係)であったとしたら、本末転倒である。

というころで、たまにはこんな話もありということで。ではまた。。

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