ラモーンズが火をつけたパンク・ムーヴメント!!

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閉塞感が充満していたパンク・ロックに活!

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76年、既にヒッピー・カルチャーは消滅し、ロックは体制にアンチテーゼを投げかけるものではなくなり、大きな会場やアリーナでのロック・ショウがメインとなっていた。

レコードの売り上げが全世界的に飛躍的に伸び、ロック・スターが誕生した。完全にロックは音楽業界での商品になっていた。演奏も飛躍的に向上し、中には高い音楽レベルにまで達しているプレーヤーやミュージシャンが数多く生まれた。それはそれで喜ばしいことではなるのだが、本来、ロックの誕生の起源をさかのぼれば何か”違和感”を感じずにはいられないコアなロックファンは多かったことだろう。

そんな中、まだアメリカ、ニューヨークにはパンク・バンドの活躍があった。そんな土壌の中、ラモーンズが登場したのである。

既存のものを敬意をもってぶち壊す

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ラモーンズはベトナム戦争以前のハッピーなアメリカに憧憬を描き、ビーチボーイズをとりわけ愛したと言われている。しかし彼らの演奏はダウンストロークにひび割れたノイジーなサウンドにスピードと共に気合で演奏をやりきるというスタイル。愛した音楽に対する”憧れ”を蹴飛ばすようにロックン・ロールとして新しい息吹を吹き込んだ!と言えば言い過ぎであろうか、、、

1976年にリリースされたデビュー作「ラモーンズの激情」はアメリカのチャートでこそ振るわなかったものの、この年の7月、UKツアーを敢行する。

パンクやロックの再生の導火線

そこにはUKのパンク・バンドの”成り上がり”セックス・ピストルズやクラッシュのメンツが顔を出していたと伝えられている。ラモーンズは結果的にパンク・ムーヴメントの火付け役となった。ラモーンズはアメリカのパンクシーンを変えたわけではなかったが、ラモーンズが軸となりロックやパンクが大きく舵を切ったきっかけになっている。

記憶に残るバンド。それがラモーンズであったと言えるであろう。

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