セルフプロデュース&セルフマーケティングで音楽で生計をたてられる時代!

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メジャーレーベルのCDが売れない!時代になりました。

おそらく2000年くらいまでは作曲家など音楽制作者が幸せになれる方法は大手レーベルと契約し、アーティストへ曲を提供し印税収入を得る事。これがビジネスモデルだったと思います。その点では小室哲也さんなどは目標の作曲家だった時代です。

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印税収入とは?

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筆者も片足だけ業界に関わったことがありますから、少しは分かりますが、筆者が経験した利益配分は次の通りです。

解りやすいように1曲1000円のCDがあったとしましょう。(実際はありませんが、、、)

売上が1万枚として

総額売上額は 1000円 × 1万枚=1千万円!!

すごいですね!

ではこの売り上げからの支出は・・・

1.著作権使用料が約6%差し引かれます。 60万円
2.総売り上げから1が差し引かれた額。940万円
3.940万円から5.64%の額 526400円
4.3の額を音楽出版社が50%、作曲者が25% 作詞者が25%で分配します。

すると作曲者には、141000円が収入となります。

あくまでザクっとした計算です。これからいろんな手数料(事務所関係)などが差し引かれるというのが通常だと思います。

これでは曲作って印税生活は夢のまた夢・・・

音楽で飯を食う時代がやって来た!

既存の方法では音楽で生計を立てるのは至難の業ですよね。実際、印税だけで生計を立てておられる方はごく僅かではないかと思います。CDが売れない時代に突入しこれからは新しい音楽の売り方が求められているのでしょう。

以前ならインディーズで売っていこう!という時代がありました。しかしプロモーションや定期的なLIVE。そしてその告知・・・とてもバンドや個人では大変です。

しかし、昨今のネット。とくにSNSの普及でこの状況が作曲家・アーティストにとって追い風ではないかと感じます。

それはなぜか・・・

得意分野の人たちの協力を得てネット(特にSNSなど)を駆使しセルフプロデュースする!

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つまりインディーズに所属してなくとも自分たちでプロモーションをやりLIVEに集客し、CDを売り口コミで広げネットでもYouTubeなどでプロモーションし、CDを売りLIVEに集客する。

これが確立しファン層が拡大できれば作曲者やアーティストも生計が立てられると考えますがいかがでしょうか、、

ただし、音楽スキルやLIVEパフォーマンス、楽器演奏などのより高いパフォーマンスが求められる本物の音楽を配信する必要が生じます。しかしながら、これは本来当たり前のことではないでしょうか。

これだと1000円のCDが500枚売れたとすると 50万円。協力者やCDプリント代などの経費を差しいて50%の利益が残るとして純利益が25万円。

これだともしかして生計立てらるかもと思いませんか!?

自分で作り自分でプロモーションし自分で売る。

これを基本コンセプトにすれば、利益はもっと残りますね。これからは音楽家もPCやSNS、プロモーションのスキルはある程度持つべきです。

え!!そんなことしないといけないの!と思われるでしょう。しかしこのスキルを習得することは必須の時代に入りましたし、現実これで生計立てているミュージシャンも少数でもいるでしょう。

しかしながら、このフィールドでセルフプロデュースとセルフマーケティングで自由に自分の音楽表現ができるスキルを持って意のままに作品やプロモーションが出来、認知されれなこれほどの喜びはないのではないでしょうか。

最後に筆者の経験を少し・・・

インターネットの黎明期(1995年頃)にインディーズCD制作の企画をネットで全国に呼びかけ5組のバンド、アーティストを集め、オムニバスCDを作りました。音源のみを提供してもらい、CDプレス(当時は自宅でCD-Rで焼きました。)、ジャケット制作、プリンターで印刷、ネットで通販、参加バンド、アーティストのLIVEでの手売り・・・これで、約2ヶ月で2000枚売りました。筆者の人件費を除き原価はほぼゼロ円!!参加バンドやアーティストさんへは売れた分の半額をキャッシュバックしました。在庫も抱えず製作費もかからず売れたら一枚500円の利益。ものすごく喜んでもらえました。なにしろ自分たちのLIVEでCD置いて売るだけでお金がはいる。買う方も目的にバンド以外の曲も聴けてお得感があり、1バンド100~200枚を難なく完売。

当時すべて手さぐりで行いましたが、結果、セルフプロデュース、セルフマーケティングを行っていたんですね。笑

その後、本業(サラリーマン)が忙しくなりやめてしまったのですが、それを続けていれば今頃どうなってたんでしょうね。笑

しかし考えようによっては、音楽に限らず何かを生み出すクリエイターにとっては良い時代に突入したと感じる今日この頃です。

さあ!Toy Music をアクセス頂いているギタリストさん、DTM愛好者のみなさん、この記事が少しでもお役に立てたならば幸いです。がんばりましょう。^^

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