ジェフ・ベックとジミ・ヘンドリックスにみるストラト奏法の違い【ジミヘン奏法とベック】

【ジミヘン奏法とベックのストラトの使い方】

寿です
今日は出張で名古屋

ジェフ・ベック奏法アーミングについて今日は書いてみようかと思います。

Jeff_beck

 

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ストラトキャスターのアーミング

ストラトキャスターといえば豪快なアーミングですね。
現在、ストラトキャスターを弾かせれば最高峰ギタリストといえばジェフ・ベック

その、ジェフ・ベック奏法の神髄はアーミングにあるといっても過言ではないかもしれません。
もちろん、ジェフ・ベックが
ギター奏法における様々な奏法において最高の技術を持っていつことは言うまでもありませんが
この、ベックのアーミングは誰が聞いてもベックだとわかるほど個性的です。

ベックのアーミングの特長は
アームで歌っている事!!

つまり、アーミングで微妙な音程を調節して自由自在にフレーズを弾きこなしてしるところに
ありますね。

また、ジェフ・ベックはアーミングにハーモニクスを加えて非常に高い高音域の音をだしたり
スライドを交えて何とも表現できないような音程の差を演出したりしています。

また、今年の4月にはついにやって来ますね
ジェフ・ベック

僕も4月8日にギタリストの是方博邦さんと東京ドームホールの
ジェフ・ベックの来日公演に行って来ます。

是方さんは、 ジャズライフで
ジェフ・ベックの来日に際してインタビューを受けられており
ジェフ・ベック来日に一緒に行けるのが夢のようです!!

今日はそのジェフ・ベック奏法について書いてみたいと思います。

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ジミ・ヘンドリックスのアームの使い方【ジミヘン奏法について】

もともと、人気のなかったフェンダーのストラトキャスターに脚光を浴びせたのは
ジミ・ヘンドリックスが使用したことだと言われています。

当時は考えもされなかった
音程を無視した程のアーミングをジミ・ヘンドリックスはみせて世の中をあっといわせました。


Jimi Hendrix – The Star Spangled Banner [ American Anthem ] ( Live at Woodstock 1969 )
ウッドストックのワンシーンアメリカ国家
ジミ・ヘンドリックスのストラトキャスターとアーミングが世の中を変えた!!

ジミ・ヘンドリックスのアーミングに関しては
当時、想像だにしなかったことでしょう。

元々、ストラトキャスターのアーミングは
ベンチャーズなどのサーフロックで使用したコード音に軽く大きめのビブラートを
かけるために開発されたものです。

ジミ・ヘンドリックスのストラトキャスターとアーミングは強烈なアームダウンによって
弦を弛緩させ、ギター自体の音程を大きくダウンさせる
音程は大きく変化し、浮遊感あふれるギターの音が歪んだFAZZサウンドとともに
まるで獣の雄叫びのようなうなり声をあげるサウンどっとなって会場にこだまする。

ジミ・ヘンはこのアーミングや当時はハウリングとしてステージでは忌み嫌われたハウリング音を立ち位置を
変える事によってフィードバック奏法として大音量のエレキギターのもつ特性を
コントロールしてみせた第一人者だったといえます。

ストラトキャスターの芸術・ジェフ・ベック

そのジミヘンドリックスの死後、ある程度の期間を経てストラトキャスターのアーミングを使い始めたのが
ジェフ・ベックです。

ジェフ・ベックも最初からストラトキャスターを弾いていたわけではなく
主に使い始めたのがワイアードというアルバムからで
名作と言われたブロウバイブロウにおいても明らかにストラトでアーミングを使っている曲は
フリーウェイジャムという曲くらいです。

ジェフ・ベックはストラトキャスターのアーミング技術をどのように進化させていったのでしょうか?

Jeff Beck – Freeway Jamでのアーミング

ブロウバイブロウににられる
フリーウェイジャムのアーミングがやはりジミヘンドリックと同じ様にアームダウンによる方法をとっています。

Jeff Beck – Freeway Jam

また、かるくアームをダウンさせてコードに対するビブラート効果やハーモニクスにもアームを使っていますね。

ヤンハマーとのギターVSシンセのバトル

さらに、ワーヤードではこの、アーミングを多用します。

1970年代終わりくらいのジェフベック
シンセのヤンハマーとのギターVSシンセのバトルに見応えあり。

ヤンハマーのシンセのホイール対ベックのアーミングという対決の構図になって
アーミングを多用し始めたのではないかと思われます。

アームアップという技術

ジェフベックの芸術的なアーミング技術が完成したのは
ギターショップというアルバムからであると言われています。

アームアップという技術を使い
アームダウンだけではなく音程をコントロールしアーミングによるメロディを弾いている
ところがジェフベックの真骨頂です。

こちらのギターショップのアルバムにあるWhere were youという曲にも
アームをコントロールしてメロディを弾いている事がよくわかります。

Jeff Beck- Where were you HD (Live performance) HD

更なる進化

これだけにとどまらないのがジェフ・ベックの凄い所ですが
近年のオーバーザレインボウにみられる
ハーモニクスとアーミングを使ってメロディを奏でたり
様々な合わせ技をみせてくれる所に
まだまだジェフベックの持つ芸術的な幅広い技術の高さに驚かされるばかりです。


Jeff Beck – Somewhere Over The Rainbow (Live)

4月の公演ではどのようなギターを聴かせてくれるのか今から楽しみでなりません。

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