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音楽界のパワーシフト-2 Googleとデジタルコンテンツ
- 2014/9/22
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昨日の続きです。
コンピューターやITワークによってパワーシフトが起こったというのは先日お話した通りです。
コンピューターやITワークによって囲いこまれていた情報が民主化され共産主義の崩壊まで産んだことは記憶に新しくまさにパワーシフトの産物であったといえるでしょう。
Googleがもたらしたもの
今は2014年
あれから、もう20年も経ったのかと思えるくらい速く時が過ぎたように感じます。
この20年間様々な衰退劇を繰り返しながら、情報化社会から知識社会へと移行していたんだなと感じています。
ハードウェア中心の時代からソフトウェアの時代
ネットワークの時代を経てコミュニケーションとデジタルコンテンツの時代に突入してきています。
現在のITの覇者の一つであるといえる
Googleがもたらしたものは高度なテキスト解析による、検索結果の提供技術です。この検索サービスのおかげて人々は膨大な知識の蓄積に無償でアクセスできるようになりました。
あらゆる情報はデジタルコンテンツ化され検索や移転(ダウンロード)が可能となりました。
それによって今までの紙の書籍である百科事典は売れなくなり、書物の電子化も早急に進んでいます。
googleにできないもの
一方で高度なデジタルコンテンツの音声・動画もデジタル化し流通を開始しました。最初は音声情報の有料配信です。
ituneなどをベースとして今までアルバムでしか買えなかった曲が、1曲いくらという単位で買えるようになってきました。
更にCDを作成するコストもかからないので、ニッチな音楽やアマチュアが作成した音楽も簡単にネット上で販売できるようになってきたのですが、、、
ここに大きな落とし穴がありました。
自分でいいと思って配信したコンテンツは必ずしも他人が評価するとは限らないということです。
一昔前はこの作業をCD作成の音楽プロデューサーや音楽会社が売れるように作りこんでやってくれていたわけです。
これが、玉石混合の量の世界に飲み込まれたわけです。
巷では30万曲ダウンロード可能とか謳っているサイトがありますが、どうやって自分が求めている曲を探すのでしょうか?
Googleを利用した検索では内容わかりません、中身を聞いて見るにも何を手がかりにこの膨大な玉石混合の世界に挑めばいいのでしょうか?
所有から共有の概念とビジネスモデルの崩壊
現在の音楽に関してはっきり言えるのは従来のCDを所有するように音楽を自分のものとして所有する概念が非常に薄らいでいるということです。
それは、無料のYoutubeによってもたらされたのではないかと思います。
Youtubeは動画と音声を持つコンテンツの蓄積サイトです。
サイトをみるとまさに玉石混合とは言えど価値あるコンテンツがあります。
しかも、無料なんですね。
著作権の問題はあれど、著作権保有者もYoutubeの存在は無視できず第三者コンテンツの利用でも広告収入はみとめるコンテンツが多くでてきました。
つまり、自分が作成したコンテンツを売るには
サンプルとして音楽を無料で共有する方がプロモーション的にコストが安く済むわけです。
しかし、ココも競争激化によって、優良なコンテンツが競い合って無償化が進んでいるの実態です。
このままでは業界全体が共倒れになる危機を秘めていることは察知の通りです。
次回はこの現状打破のために考えたことについて書いてみます。
ではでは!!
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