初心者向け!コード進行による作曲アプローチ、3コード編。マイナーキーでの3コード

これまで3回に分けてメジャーコード、3コードでの作曲アプローチを書いてきました。今回は3コードの締めとして「マイナーキーでの3コード」を書いてみますね。

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3種類のスケールがある!

普通に3コードとくれば、メジャーキーによる

Ⅰ(トニック)→Ⅳ(サブドミナント)→Ⅴ(ドミナント)

のコードとなるワケですが、マイナーキーにおいても3コードはありますが、
マイナーキーの場合、3種類のスケールがあるんですね。メジャーキーは1種類なのに・・・

マイナーキーの3種類のスケール

↓Amによるマイナースケールを表で確認しましょう。
foto0110

↑の表を参照して・・・
1.ナチュラル・マイナースケール →Ⅰm、Ⅳm、Ⅴm
2.ハーモニック・マイナースケール →Ⅰm、Ⅳm、Ⅴ7
3.メロディック・マイナースケール →Ⅰm、Ⅳ、Ⅴ7

Ⅰm→Ⅳ→Ⅴ7

Am→D→E7 の進行

ⅣがⅣmでないためにそれほどマイナー感が強くありません。マイナーなんですがさっぱりとした印象のコード進行です。ゆったり目な曲よりタイトな感じの曲調に合うかと思いますヨ。^^

7度の音を加えて、Ⅰm7→Ⅳ7→Ⅴ7 の四和音にするとクールな響きの進行ができます。

Ⅰm→Ⅳm→Ⅴm

Am→Dm→Em の進行

もろ、ナチュラルマイナースケールに沿ったコード進行ですね。(上図のスケール一覧表で確認)

KEYがEmで7度の音を足して、Em7→Am7→Bm7・・・ これクインシージョーンズの愛のコリーダのAメロの進行ですよ。これでAmの進行・・・うーむですね。^^/

愛のコリーダ(クインシージョーンズ)

Ⅰm→Ⅳm→Ⅴm→Ⅰm

Am→Dm→Em→Am の進行

サザンオールスターズの「夏をあきらめて」がこの進行。VmのあとにImに戻し落ち着いた感じを出してますねぇ、、

実際はキーはDmです。 Dm/Gm/Am/Dm ・・・コテコテのマイナー進行なんですけどね。メロディとリズムでこうなるんですね。

夏をあきらめて(サザンオールスターズ)なんですがサザンのオリジナルがないようなので、研ナオコの音源です。しかしこの曲をカバーしている人がなんと多いことか、、、日本の好きなコード進行なのでしょうか・・・^^
http://youtu.be/lBZs8M-Wo8o

Ⅳm7→Ⅴm7→Ⅰm7

Dm7→Em7→Am7の進行

サブドミナント(Ⅳm)から始まるコード進行。この進行は筆者もよく使うのですが、7th四和音になってるのがミソなんです。通常のⅣm→Ⅴm→Ⅰmだと響きは安定してるのですが重い!なのでファンキーなリズムで7t四和音だとクールな感じでイイ感じになります。SMAPの青いイナズマのAメロがもろこの進行です。^^ キーがEmでAm7→Bm7/Em7 の進行です。

青いイナズマ(林田健司)
http://youtu.be/uNLwXOJ8pck

Ⅰm→Vm→Ⅳm

Am→Em→Dm

これもこのままで良いのですが7thの音をたして、Ⅰm7→Ⅴm7→Ⅳm7 といきましょうか。^^
ゲイリームーアのサンセットはⅤm7からⅠmへ戻る直前にもう一度Ⅴmへ進むというもので、なんでもルートモーションがⅤ→Ⅰという完全四度上行(完全五度下行)というものなのだそうです。筆者も詳しくは分かりません。(笑) このような使い方を知っておくと結構使えますのでご紹介してみました。

サンセット(ゲイリームーア)
キーはGmでGm7/Dm→Cm7/Dm7 といった進行です。Bメロで使われてます。
YouTubeに良い映像がなかったので割愛します。トホホ、、、 ※ゲイリームーアの映像ってイイのがないですねぇ、、涙

ということで、四回にわたり3コードによるコード進行作曲アプローチを終了します。
意外と簡単に曲が出来そうな気がしてきたなぁ、、、と感じていただけたら幸いです。

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