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リトル・フィート &ローウェル・ジョージ|アメリカン・バンド
- 2014/6/15
- 07 黄金の70年、80年代のRock
- リトル・フィート, ローウェル・ジョージ
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僕がギター、バンドをやっていた時70年台の中盤くらいでしょうか
アメリカのウェストコーストの音楽が全盛期でした。
代表格といえばイーグルスやドゥビー・ブラザースになりますが、
アメリカン・バンドやウェストコーストロックの明確な定義はないものの
ほとんどのバンドでほぼ全員がヴォーカルがとれて
美しいコーラスを聴かせてくれて
そしてバンドにギタリストが2名以上いてギターでもツイン・リードという
バンドアンサンブルを聴かせてくれました。
今日は中でもアメリカ南部の音楽を継承した実力派のバンド
リトル・フィートのギタリスト、ローウェル・ジョージについて書いてみました。
リトル・フィート
リトル・フィートは
1969年に結成されたアメリカのロック・バンドでアメリカの伝統的なルーツ・ミュージックであるブルース、カントリー、ジャズ、ニューオーリンズR&Bなどのカラーの強いバンドです。
今、も活動しているらしいのですが、なんといっても70年代
リトル・フィートの名を一気に有名にしたのは
リトル・フィートの元ボーカル、ギタリスト兼リーダーであるスライド・ギターの名手ローウェル・ジョージ
Dixie Chicken
スライド・ギターの名手ローウェル・ジョージ
1973年の「Dixie Chicken」はニューオーリンズ、南部色を感じさせるアルバムで良く聞いたものでした。
中でもやはりローウェルの弾く歌うような、まるで人の声のようなウォームなスライド・ギターは魅力的でしたね。
また、彼のヴォーカルや音楽性に天性のモノが感じられます。
ローウェルは弦高を高くしたスライド・ギター用にチューニングしたストラトキャスターを弾いていたことや時にはカポを付けて弾いている事が彼のインタビューで知ることができましたが
今の時代は映像で見れることによって
より、ローウェル・ジョージのギター奏法の謎に迫ることもできそうですね。
また、ローウェルと同様、歌えるギタリストポール・バレアとの2枚看板もリトル・フィートの凄いところです。
また、リトル・フィートのローウェル・ジョージは日本のポピュラー音楽の草分けとも言える「はっぴいえんど」のアルバム『HAPPY END』に参加してごきげんなスライド・ギターを聞かせてくれています。
またリンダ・ロンシュタットに提供した曲でも素晴らしいギターを披露してくれています。
Willing-Linda Ronstadt
ローウェル・ジョージは残念な事に
1979年、70年代の終りとともに心臓発作で死亡、バンドの名前も第一線で聞くことはなくなりましたが
オール・マンブラザースと同様に看板のギタリストを亡くしても現在までアメリカ南部の音楽を継承しているリトル・フィートにリスペクトです。
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