ジミヘンコードって何?

先ほどのシュンさんの
「ジミ・ヘンドリックス風ギターフレーズを弾こう! 」に出て来たジミヘンコードとは?

ジミヘンコード

コードフォームにギタリストの名前がついている程
その、ギタリストの特徴を表したコードだといえますね。

ジミヘンコードはE7#9thの事か?

では、ジミヘンコードって何でしょう?
今回は中級の内容としてジミヘンコードを解説してみます。

一般的にジミヘンコードといわれているコードはE7#9thと呼ばれるコードの
ことをいいます。

ジミ・ヘンドリックが使い始めた事で有名になったコードです。
E7#9thは押さえ方から入るとこんな感じです。

■E7#9thの押さえ方

E7#9thは一般的には以下のような押さえ方をします。

E7#9thは
E7のテンションコードのひとつなんですが
テンションコードとは、簡単にいうとあるコード音の上にコードをカラフルにするために
様々な音を加える事をいいます。

■E7#9thの正体は

元のコードはE7でテンションノートとしてなんとマイナー3度を入れるという常識では考えられない
音をテンションノートとして入れている事にあります。

もう一度 E7#9thの
コードダイアグラムをみて見ましょう

このE7はローコードのC7の5弦の3Fルート音を7FのEに持ってきたフォームです。
この押さえ方のE7の構成音は
5弦 7F E音 ルート
4弦 3F  G♯音  メジャー3度
3弦 7F D音 ♭7

という5度を省いたEの構成がベースで
2弦に加える音が
2弦 8F A音 #9th
という構成になっています。

驚いた事に、この#9thは2度(テンションでは9番目の音)
の音を半音上げた音ですが、3度側から見ると半音下がった3度とみることができます。

つまり#9thはマイナー3度(♭3度)の事なんですよね。

メジャーコードにマイナーコードにしか使わない音を入れる

E7#9thの土台となっているE7はメジャー系のコードです。
(少し暗めのドミナント7(♭7)を使っていますが、基本はメジャーコードの部類にはいります)

つまり、E7#9thにはメジャーコードを表す、3度の音(G♯)とマイナーコードを表す♭3度=#9thの(A)音が同時に存在するんですね。

解釈するとE7メジャーマイナーというへんてこりんな音なんですが
天才ジミヘンなんなくカッコいいコードにしてしまう。

それでは、メジャーコードにマイナーコード音を入れていいのか?
という議論になると通常ダメに決まっています。

しかし、この♯9はメジャー3度の音G♯の半音上のA音でありながら
メジャー3度の音G♯の1オクターブ上のAを使う事により
半音階での音のぶつかりと濁りを回避して
全体的にはメジャー感がありながらもどこかドミナント系が強くなった不安定感を強くした
コードを出しています。

ジミヘンコード疑問1

それでは、まだ疑問が
E7#9thには以下のような押さえ方が存在しますが、これはジミヘンコードとなぜ呼ばないのか?

ジミヘンコード疑問2

また、D7#9thやF7#9thは同じようなメジャーコードとマイナーコードの構成音を持ちながら
ジミヘンコードと呼ばないのはなぜ?

■更にジミ・ヘンドリックス独特のE7#9thの押さえ方

テンションコードは無数にあるといってもいいのですが
なぜ、E7#9thだけがジミヘンコードという名前がついて有名になったのでしょうか?

6弦 開放 ルート Eを入れる
ジミ・ヘンドリックスの押さえるE7#9th

ジミ・ヘンコードと呼ばれるE7#9thのヴォイシングの
ポイントはE系のコード特有の開放弦を使ったヴォイシングがひとつ。


ジミヘンコードがふんだんに使われている紫の煙
開始21秒〜22秒逃さずに聴いてみて下さい。E7#9thのヴォイシングにプラスして開放弦Eの音が聞き取れるはず。

5弦 7F ルート Eに加えて1オクターブ低い開放弦のEをベース音にとることにより
メジャー系でもマイナー系でも共通のコードのルートであるEの音の存在感をどっしりと安定させています。
まず、ここがポイントです。

その上でコードの性格を表すメジャー3度を配置し
そのオクターブ上にやや、弱い響きとしてマイナー音である#9thを配置してダーク感を醸し出す。

これが、ジミヘンコードは独特の音の感じとともに
ドミナントセブンスコードの役割であるルートに戻る感じを更に強めますので
コード進行上でも強い解決感を出してインパクトのあるコード音となっています。

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