ギターサウンドシュミレーション ~スティーブ・ルカサー編~
- 2014/1/3
- 06 DTM
- 4 comments
長崎管理人のシュンです。
DTM制作の立ち位置で有名ギタリスト(70~80年代)のギターサウンドをシュミレーションしたいと思います。内容的には(僕流)ですので、あくまで参考ということでヨロシクお願いします。^^/
TOTO(トト)のギタリストと云えば、スティーブ・ルカサーですね。もともとスタジオミュージシャン出身ですから、実にさまざまな音作りのできるギタリストです。TOTO(トト)の人気が高まり確固たる地位を得るにつれ、ルカサートーンも確立されていった印象があります。
スティーブ・ルカサーは初期のTOTO(トト)ではハンバッカータイプのギターを好んで愛用し、太くていわゆる腰のあるディストーションサウンドを前面に打ち出していました。
スティーブ・ルカサーはキチンとした音楽基盤があるのはスタジオミュージシャンであった経歴をみてもそれが理解できます。けしてテクニックを見せつけず、メロディアスなフレージングの中に隠し味的に彼独自のテクニックが見え隠れする感じのセンスとガッツのある音色とテクニックのギタリスです。
↓スティーブ・ルカサーの最近のシグネイチャーモデルのギター
スティーブ・ルカサーの一番の特徴は、チョーキングの正確な音程と早い指運びですね。これを実感するのはTOTO(トト)の曲のギターフレーズをコピーしてみることをお勧めします。一見簡単そうなフレーズもよく聴きこめば半音チョーキング(と思われる)素早いフレージングの連続などそれっぽく弾こうと思うとかなり難解だったりします。それから曲のコードに合わせたコード分解と思われるフレージング。当たり前ですがけしてペンタトニックスケールオンリーのギタリストではないですね。センスがありますし、テクニカルなフレーズも素晴らしいですし、とても引き出しの多いギタリストでロックに限らずさまざまな音楽スタイルが弾けて、僕も大好きなギタリストであります。当然、ルカサーのようには弾けませんが、DTMを駆使することでそれっぽく近づけることは可能ですし、それがDTMの楽しみでもあります。おっと本題からそれてしいました。笑
さて、ギターサウンドをDTMで表現するには・・・
まず最初に書きますが、ギターに関しては宅録でライン録りのサウンドメイキングという設定で僕流の解説を書いてみました。もちろん、MIDIでギター音色事態をシュミレートする方にもある程度参考になるかとは思います。いずれの場合もサウンドメイキングの参考とヒントとしてお読みください。^^
・使用ギター
今回はピックアップがハンバッカータイプのギター
・エフェクター
①ディストーション
フルに歪ませましょう。ゲインは10。ただし、ディストーションの後につなぐエフェクターとのコンビネーションを考慮して、アウトプットレベルは控え目(2~3あたり)にする方が良いです。
②パラメトリックイコライザー
中域をやや持ち上げた方が感じがでるかも知れません。MIDを5~6位。
③ディレイ
空間的な広さをシュミレート、④のリバーブとの組み合わせでイイ感じの空間の広さを感じさせる感じで設定してみて下さい。ディレイタイムはあげすぎは禁物。リバーブとコンビネーションで空間の広がりを作る。という感覚で。ですからディレイタイムは1~2。そしてリバーブの掛かり具合を確認しながらベストな設定を探ってみてください。
↓では音色の参考で「セント・ジョージ&ザ・ドラゴン」を聴いてみましょうか!
2分15秒~と4分10秒~のギターサウンドを参考に!
音源だけですと控えめなギターサウンドですが、実際、ギターサウンドメイキングとシュミレーションで設定した音ははかなり気持ち良いギターサウンドですので、是非、挑戦し、またそれを発展させ個性のあるギターサウンド創りを行ってみてください。
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コメント
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TOTOデビュー曲のHoldTheLineの印象的なリフ
単純なリフですがあの感じをなかなか出せませんでしたね〜
後ほどデジタルディレイを短くかけてダブリング効果でリフの音を立体的に作っている事を知りました。
アナログ全盛時代デジタルディレイは斬新でしたね。
St. George And The Dragonこれも確かSonyのCMで確か使われていた曲ですね。オクターブ違いで盛り上げてゆく以外とフレーズ的には単純なソロですが、ビブラートのテニックは流石としか言いようがなくそしてそのサウンドは素晴らしいですね。
あとアルバムタイトル曲のHYDRAのリフなんかもデジタルディレイを上手くかけてリフを立体的に曲の表に出している。
音作りとミキシングも素晴らしいアルバムです。
コメントありがとうございます。
そうですよね。ディレイの使い方がとってもうまくて心地よい。TOTOのギターサウンドの場合、そのフレージングからもディレイは控えめでルバーブとコンビで二つで一つみたいな感じでそれっぽく再現してましたが、そうか。ディレイのショートでかけてダブリング!なるほど。ダブリングのどちらかのディレイタイムをちょっとだけ伸ばしてあげても気持ち良いサウンドになりそうですね。いずれ試してみましょう。^^
あと予告ですが、ボストンギターサウンドのシュミレーションが明日の記事です。☆
こちらの方が書かれたBlogにも
TOTOのハイドラでのディレイが書かれていますね。
http://gteff2010.seesaa.net/article/152476722.html
当時はリバーブ、テープエコー、そしてアナログディレイはありましたが、ディジタルディレイをショートでかけて音を立体的な粒立ちとして使う使い方はこのTOTOのハイドラとHoldTheLineのリフを聞いて知りました。
特にハイドラのリフはディレイタイムは短いのですが
後にポリスの「見つめていたい」などももう少しディレイタイムをTOTOより伸ばし気味にしてダブリング(ギター2本的:TOTOは1本で厚みを持たせる様な感じですが)効果を出している使い方には共通点があります。
コメントありがとうございます。
サウンドメイキングはギターに限らずですがDTMの醍醐味でもあります。僕はポリスのディレイサウンドのメイキングはかなり影響うけてますね。やはり70~80年代のRockサウンドは参考になる点が多いですね。