『アニメーションは七色の夢を見る』

先ほど、ほんの5分くらい前に見終えたNHKのドキュメンタリーです。

スタジオ・ジブリの宮崎駿監督が「ひこうき雲」を最後に引退してから早1年、偉大な監督を超えるべく2名の若手監督の挑戦と苦悩を描いたドキュメンタリーでした。

最初は仕事から帰って何気なくTVをつけて見ていたのですが
見ているうちに2名の監督の先人を超えるべくの挑戦に思わず見入ってしまいました!!

宮崎駿氏の志を継ぐ2人、宮崎吾朗監督と米林宏昌監督に密着!『アニメーションは七色の夢を見る』

8月8日(金)22時から、NHK総合で『アニメーションは七色の夢を見る 宮崎吾朗と米林宏昌』を放送する。

2013年、宮崎駿監督が引退を宣言。日本のアニメーションを引っ張ってきた希代の天才の時代に幕が下ろされ、次の世代にバトンが渡される。

世界のアニメーションを牽引してきた偉大な監督の引退後、相当なプレッシャーの中で約1年間のドキュメンタリーにまとめられていますが、2名の監督の手法や経歴が違いながらも
先人を超えようとするクリエイターとしてのモチベーションの高さに魅了されました。

アニメーションは七色の夢を見る 宮崎吾朗と米林宏昌 – NHK

一人目は
米林宏昌監督は通称「マロ」とよばれている
宮崎駿監督の愛弟子。

「借りぐらしのアリエッティ」で監督デビューし、この夏、2作目の「思い出のマーニー」(現在公開中)を手掛けた米林宏昌監督。

この現在公開中の「思い出のマーニー」
原作は1967年に出版されたイギリスの作家ジョージ・ロビンソンの児童文学いうのも驚きでした。

思い出のマーニー

そしてこの作品はジブリの伝統的な手法であり手書きアニメーションを継承しつつも今回の「思い出のマーニー」での挑戦的なテーマは主人公や登場人物の内面的な心情をどのようにあらわすのか?

そして、背景などへのディテールへのこだわり

難題への挑戦と納得がゆくまで
何度も、やり直し、、、

後の完成試写会での
やり遂げた感の顔には充実感がありました。

もう一人は、宮崎アニメの遺伝子を受け継ぐ二人のクリエーターが今、新たな挑戦をしている。一人は、宮崎駿監督の長男にして、「ゲド戦記」「コクリコ坂から」を大ヒットさせた宮崎吾朗監督。

宮崎吾朗監督は宮崎駿氏の長男
最初は建設コンサルタントという全く違う世界から、父親の反対を押し切ってアニメクリエーターの道を選んだ異色の監督です。

今回のNHKのBS放送予定の全26話のテレビアニメーション「山賊の娘ローニャ」はスタジオジブリを離れ、
そして伝統的な手描きの手法から新たな3DCGを使った新しい表現に挑む姿が記録されています。

2014-08-08_2353

そしてこの「山賊の娘ローニャ」も
1981年にスウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンによって書かれた児童文学です。

この、新鋭の2人の監督は
ジブリのテーマでもある児童文学をアニメ化して、子供達のためにいい作品を世に送り出すという非常に高い使命感をもたれています。

番組ではこの
対照的な二人のアニメーション監督の新たな挑戦を映像とともに克明に映し出していく
2人のクリエイターの内面の世界までも描かれていて非常に興味深い内容の番組でした。

アニメーションの世界も音楽をクリエイトする世界も
テーマを持つということとあきらめずに挑戦しつづけてゆくところに何らかの道がひらけるという事を改めて考えさせられた番組でした。

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