クラフトワーク 人間解体

曲目リスト
1. ロボット
2. スペースラボ
3. メトロポリス
4. モデル
5. ネオン・ライツ
6. マン・マシーン

アーティスト名:クラフトワーク
ジャンル:シンセポップ、クラウド・ロック、テクノミュージック
リリース:1978年
アルバム名:人間解体
紹介

クラフトワークはドイツ出身のユニットです。電子音楽グループの先駆者であり、長年に渡り多くの
アーティストに多様な影響を今なお与え続けている。ニューヨークタイムズ誌が
「エレクトリック・ダンス・ミュージックのビートルズ」と評したのはあまりに有名である。

ここに紹介する「人間解体」はまずそのユニークなジャケットデザインがとても印象的かつ
インパクトがある。78年リリースで、シンセサイザーは限りなくアグレッシヴでそれでいて
美しいサウンドが横着無人に駆け回り、聴く者のイマジネーションを掻き立てずにはいられない。

よくYMO(イエローマジックオーケストラ)と比較されるクラフトワークであるが、もちろん
両者とも素晴らしい。それを前提に話すと、同じテクノ系であってもコンセプトが違うし、
サウンドの処理もまた違うしで、両者を比較することはできない。いや比較することはナンセンスである。
クラフトワークのサウンドを聴けばそれがいかに無意味なものなのかを実感するはずである。

さて、「人間解体」のアルバムであるが、「ヨーロッパ特急」と並ぶクラフトワークの傑作と云って
よいだろう。特に僕のお気に入りは、ネオン・ライツ、マン・マシーン。メトロポリスもイイな。。

心地よいシンセサイザーの響きは美しく、それでいて実にポップなのだ。この手の音楽はコード進行もあまり
変化がなく一つのグルーヴが波のように規則性をもっておしよせるビートの心地よさが醍醐味であるが、
クラフトワークの奏でる音は革新的なサウンドテクニックの中に、ソングライティングが実に巧みに
隠し味的に使われている。こんなに革新的なサウンドが78年に既に世に放たれていたことに驚嘆を
禁じ得ないのである。本当に素晴らしい。

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